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タエ通信 Vol.45【5分でわかる至高の宿命者 リシアフェール】

こんにちはみるたえです。
今回は『宿命決戦』より、【至高の宿命者 リシアフェール】を5分でマスターできることをコンセプトに記事を書きました
全文無料のシリーズとなっていますので、移動中の暇つぶしにでもどうぞ


[1]デッキについて

■ドライブ数と相手ターンパワー上昇による後攻の巻き返し性能が魅力

最速で後攻3ターン目から4回ドライブすることができ、ディヴァインスキル使用後は常時パワー18000になるため硬く、それらを用いた後攻の巻き返し性能が魅力のデッキです。
後攻3ターン目の4ドライブでヒール、それにより受けられるようになったダメージでトリガーが絡めばそのまま後攻5ターン目まで生存できるほどのリソースを抱えることができ、後攻でも安定してゲームを展開していくことができます。

また、ヒールトリガーを軸にしたゲームプランをとるためドライブチェックとダメージチェック両方から試行回数を稼ぐことができ、かなりの再現性でトリガーをゲームに組み込むことが可能。

後攻で戦いやすいわりに先攻出力もしっかりと高く、ジャンケン結果に左右されにくいゲーム展開ができるのが強みです。

■盤面にユニットが残りづらいため除去に強い

《ユイカ》やヴァンガードの能力で基本的に場にユニットをほぼ残さず立ち回れるため除去に対して強く出られることも強みのひとつです。
現在の環境には【シラヌイ】や【ヴァルガ】、【ブラグドマイヤー】、【猩々童子】など1ターンに複数面の除去が可能なデッキが多く存在しますが、それらの除去によるリスクを最小限に抑えたまま立ち回ることができるので札持ちが非常にいいデッキです。

また、前列のユニットを残さないで立ち回れることとディヴァインスキル後の相手ターンパワーの上昇の組み合わせによりダメージトリガーが乗った時に相手の低いパワーラインでリアガードを殴られてしまうこともなくなるため、余計なロスを発生させることなく自分の動きを押し付け続けることが可能です。

■ペルソナライドがない時の失速が大きい

ユニットの能力でそこまで大きい打点を出すことが難しいので、ペルソナライドに要求面を依存しているという欠点があります。
ディヴァインスキルまでいい感じにゲームできていても、以降のターンにペルソナライドが絡まず打点を伸ばしきれなくて巻き返されてしまうゲームも一定数発生します。
構築で最大限カバーしていきましょう。


[2]構築

⚪︎ライドライン
至高の宿命者 リシアフェール
マチュアルアーズ ルティカ
クーレストグランス ヴィレア
ルーセントスイート ミリス

⚪︎グレード3
至高の宿命者 リシアフェール×3
甘い誘惑 アンフィ×4
恩寵湛えし聖なる杯×1

⚪︎グレード2
あの輝きをもう一度 エルベリーナ×4
小悪魔的メソッド ヴァレフル×4
籠めた願いは何色に? ヴァルシュブラン×4

⚪︎グレード1
ふらこことゆれ バラティアル ×4
クーリング・ハート ユイカ×4
虹宝獣 オルピリス×2
暖かいうちに召し上がれ ウォルミア×3
四精織り成す清浄の盾×1

⚪︎グレード0
トーカティヴ・アワー タンムーズ×4
朗らかな陽の下で ウォリス×4
ゆったりふわふわお嬢様 ホーデリーフェ×4
澄み渡る雪夜 ペレトア×3
夜天の精霊王 ニクラスゼリア×1


[3]カードの採用理由など

■ライドライン

ライドラインは正規のライドラインである《ルティカ》と《ヴィレア》を選択しています。

比較対象として挙がるのは《ウィリスタ》ライドラインおよび宝石オーダーを採用した形です。
こちらは強力な汎用カードである《ストレージャ》を採用可能というメリットがありますが、採用した構築を回したところ下記のような問題点が露呈しました。

・グレード1《ウィリスタ》のソウルに入れるコストが重い
・宝石オーダーを引いてしまうとソウル枚数を稼げず不安定
・オーダーに寄せて《私たちで紡ぐ世界》を採用すると盤面が広がり過ぎてしまい、《ストレージャ》の強みを活かせない
・《ストレージャ》の依存度が高く、引けていない時のリソース量が乏しい

エネルギーの使い先を用意しなければ特に純正ライドラインを使用するデメリットもなく、逆に《ウィリスタ》ライドラインを選択しても先攻で1枚、後攻で2枚エネルギー3消費のカードを使えるようになるだけなので《ウィリスタ》ライドラインを使用する構築上のメリットが《ストレージャ》の存在のみという感じになりました。

その《ストレージャ》自体、セットで採用する追加のノーマルオーダーが弱く同じ枠に採用可能なリソース札でも同等の働きが期待でき、むしろ微妙なオーダーを採用する分採用できるリソース札が減るため見送り。

それほど強いライドラインではありませんが、やりたい動きを無難に再現できるのが純正ライドラインなので素直に選択しておきます。

■恩寵湛えし聖なる杯

リソース量とゲームにトリガーを絡める期待値に不満はないこのデッキですが、要求値の面においては少し不安があります。
特にディヴァインスキル使用後のターンにペルソナライドが欠けてしまうとかなり迂回したゲームメイクを求められてしまうでしょう。
《超絶映える!》や《ヴァルシュブラン》、《これこそが至高の甘味!》などでの打点補強もありですが、全てカウンターが必要な上オーダー2種はリソースの損失を伴い、《ヴァルシュブラン》は結局ペルソナライドしていないと使えないと直接的な解決方法として弱かったのでペルソナライドの再現性を高めることが問題の解決方法として一番スマートだと判断しました。

■小悪魔的メソッド ヴァレフル

ソウルの枚数調整をしつつリソース札としても機能するカード
序盤にソウルを使うカードを使いやすくしてくれます。
《ヴァレフル》または《アンフィ》のどちらかによるドローを毎ターン使っていきたいところ。
2ターン目に《ユイカ》とセットで絡むと後攻3ターン目にディヴァインスキルを使う場合でもソウルを3枚使えるようになり、かなり動きやすくなります。

■ 籠めた願いは何色に? ヴァルシュブラン

序盤はソウルをリソースに変換する手段として、中盤以降は余ったカウンターを打点に変換してくれるカードとして機能します。
手札を増やしながら戦い、要求面に不安のあるこのデッキではどちらの能力も重宝します。

■クーリング・ハート ユイカ

《ヴァレフル》の使い回しや最速後攻1ターン目から殴り返しを受けない展開が可能で、除去対面で《エルベリーナ》を守る手段にもなるためデッキとのかみ合いもよく、ディヴァインスキル後は無限に余るカウンターを毎ターン有効に活用できるカードです。
ヴァンガードの能力と合わせて前列を残さない立ち回りも可能なので、【ヴァルガ】対面で強いことやディヴァインスキルの相手ターン上昇と合わせて攻撃対象をヴァンガードのみに絞ることにより低い攻撃の攻撃先を無くし、札持ちをよくすることにもつなげることができます。
打点が出しにくいデッキなのでパワー上昇能力も優秀。

■虹宝獣 オルピリス

いわゆる自由枠のカードですが、ここには《リシウス》や《シーヤ》が採用されがちです
前者は盤面で役割を持たないのでパワーを振るとそのままソウルに吸い込まれていくので実質手札を減らしてパワーを上げるオーダーのような使い方になり、後者はソウルを使うため《ヴァレフル》を引いている前提または、ディヴァインスキル後がメインの使い所と少し使いづらさが目立ちます。また、コールされたカードがよほど強くない限りそのままソウルに吸い込まれて終わりなので、こちらも同様、実質ヴァンガードのパワーを5000余分に上げるだけのカードになりがち。
なので手札で強いか、必須枠32枚の5枚目以降的な立ち位置になれるカードが望ましいと考えています。

手札に残したいカードが多いのでペルソナライドをライドラインのコストでソウルに入れたりドロップに送る状況が多かったり、ペルソナライドが途切れた場合の出力低下が著しいため4ターン目に重ねたペルソナライドを再利用して5ターン目分を確保するために使います。
ペルソナライドが十分数ある場合はガード値になり無駄がありません。
ソウルに吸い込むカードとしても吸われてリソースの減少が発生しないカードという点で《バラティエル》の5枚目以降のような役割を持つことができ、かつペルソナライド先の5枚目以降でもあります。
更に盤面に絡まなくてもガード値にもなれるということで残り2枠に求める役割全てにリーチできるため非常に優れたカードだと考えています。

■トリガー配分

フロントトリガーが基本的に最大バリューで使えないデッキで、毎ターン盤面に用意するアタッカーを確保しないといけないデッキなのでドローを選択。トリプルドライブの圧力を担保する意味でクリティカルは減らす必要はないと思います。
ソウルが必要なデッキですが、クリティカルをソウルに入れないといけない場合ヴァンガードのスキルでソウルに入れられるので後攻1ターン目に《ユイカ》とラインを組んで強い効果なしのクリティカル8枚がいいでしょう。
超トリガーには《ニクラスゼリア》を選択。耐久寄りの性能がデッキとの相性が良く、必ずリアガードから攻撃するデッキなので追加攻撃のスキルも無駄になりづらいです。
後攻のゲームにおいてディヴァインスキルを絡めた4ドライブにヒールが絡むとゲームを有利に進めやすくなるため、5枚目のヒールトリガーとしての役割も期待しています。


[4]マリガン・ライドコスト

■マリガンについて

《ペルソナライド先(先攻のみ)》
《甘い誘惑 アンフィ》
《あの輝きをもう一度 エルベリーナ(後攻のみ)》
《小悪魔的メソッド ヴァレフル》
《籠めた願いは何色に? ヴァルシュブラン》2枚まで
《ふらこことゆれ バラティアル》
《クーリング・ハート ユイカ》
《四精織り成す清浄の盾(Gゾーン対面のみ)》

《ヴァルシュブラン》以外の上記カードはそれぞれ1枚ずつまでキープ
それ以外は全てチェンジ
非常にシンプルなマリガン基準。

■ライドコスト

《ヴァルシュブラン》が最優先。
ほか2枚以上引いているカード(《バラティアル》は2枚あってもコストにしない)、超トリガー以外のトリガーがコスト候補です。
ペルソナライド先については、2枚引いているか《オルピリス》があるならコストにして構いません。


[5]各ターンの進め方

■1ターン目

先攻の場合はライドしてターンエンド
後攻の場合、《ユイカ》と前列に何かユニットを出して2パン。ユイカ前のカードは手札に戻しましょう。
それ以上この段階で攻めることはほぼありません。

また、《ヴァルシュブラン》、《ユイカ》の序盤の総使用枚数は《ヴァレフル》の有無と相談して考えましょう。
先攻は4ターン、後攻は3ターン目にディヴァインスキルを使用したいためソウルが6枚になるよう調整する必要があります。
この際、3枚吸いだと容易に達成できますが《バラティアル》複数枚が絡む場合以外はなるべく2枚吸いで達成したいです。
なので先攻は3〜6枚程度、後攻は1〜3枚程度までディヴァインスキル前にソウルブラストができる計算になります。

■2ターン目

2ターン目は《ユイカ》+アタッカー、《ヴァレフル》単騎までが基本的なコール対象です。
理想は《ユイカ》+《ヴァレフル》のドロー&ソウルチャージ使い回しの形。
除去がない相手には《エルベリーナ》を追加して3パンまでは許容です。
ただし3ターン目以降、《エルベリーナ》はできれば《ユイカ》前にコールしたいのでよほどのことがない限り攻め急ぐ必要はないと思います。

■3ターン目以降

先攻3ターン目は無理に4パン以上を狙う必要はありません。手札を増やしつつトリプルドライブで固めることを優先しましょう。
先攻4ターン、後攻3ターン目はディヴァインスキル+《エルベリーナ》を狙うのがマスト。
また盤面の組み方ですが

《ヴァレフル》or《アンフィ》+《パラディアル》
《エルベリーナ》+《ユイカ》

の形が基本です。ヴァンガード裏にはキルターン以外は何も置きません。ヴァンガードの能力は2枚吸いで十分。
ディヴァインスキルターン、《エルベリーナ》はスタンド後のVのアタックにも反応してスタンドできるため1回目のアタックで起こさず、RVRVR順で殴ることを意識するとトリプルドライブ分のトリガーが《エルベリーナ》に乗り、より決定力の高い連続攻撃になります。

ディヴァインスキル使用後はなるべく上記盤面に近い形を構築して4パンを継続していくことになります。


[6]最後に

動きがシンプルでわかりやすく、妨害などでゲームプランが崩されにくいデッキなので値段を考えなければ初心者の方や、トリオのデッキに悩んでいる方にもかなりオススメのデッキです
相手ターン18000の硬さは一度慣れると普通のデッキに戻れない安心感があるので、みなさんもぜひ使ってみてください
おわり




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