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タエ通信 Vol.43 【5分でわかる無限の宿命者 レヴィドラス】

こんにちはみるたえです
夏なので昆虫研究をしてきました
結構面白くてまあまあ強いのでおすすめです
全文無料で5分程度で読める内容になっているので、暇な時の読み物程度にどうぞ

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[1]デッキについて

『宿命決戦』から新しく追加されたライドライン【レヴィドラス】は専用のマーカーカード”無限鱗粉”を駆使して戦うデッキです

メインユニットである《無限の宿命者 レヴィドラス》は、この“無限鱗粉”マーカーを生成し、自身の場に設置するとマーカー上のユニットのアタック/ブーストに+10000、相手の場に設置すると-10000の補正と取り除いて1ドローするという能力を持ちます。

またサポートカードには後列からのアタックを可能にするものが存在するため、”無限鱗粉”マーカーを自陣にばら撒いてパワー補正をかけたリアガードで連続攻撃をし、相手に付与したマーカーによるリソース増加と打点減少で受けていくことが基本的な戦い方となります。

■目指すゲームプラン

相手のパワーを下げると取り除かれてしまう“無限鱗粉”マーカーの特性は一時的に殴り合いで優位に立つことはできるものの、その優位性を長期的に維持することには向きません。
そのためこのギミックは相手への妨害手段や耐久ギミックと捉えるよりも、ドローで攻め手を加速させて優位性を保てている間に殴り切ってしまうための手段だと捉えた方がいいと考えています。

また、ストイケイアの特徴としてドロップからのユニット蘇生手段の多さが挙げられます。
ドロップからの蘇生はインターセプトの使い回しや盤面の維持といった防御的な側面に加え、前のめりなゲームを仕掛けた際に相手がアタッカーの枯渇を狙ってきてもリカバリーしやすくなったり、ライドコストにしたカードが攻撃参加できるという攻撃的な側面も持っています。

ドロップ蘇生の攻撃的な側面を”無限鱗粉”マーカーの特性で後押しすることにより、裏目の少ない早い段階からの押し付けが成立します。
よって、はやめに殴ってマーカーのドローで手札を補強し、逃げ切りのゲームを目指すのがこのデッキが目指すべきゲームの方向性だと考えています。

■構築の方向性

ゲームの方向性が見えたら、次はどういう方向性でデッキを構築していくのかを考えましょう。

【無限の宿命者 レヴィドラス】の構築のパターンは大きく分けて3種類が存在します。

①ドロップ蘇生速攻型
序盤から広げて殴っていき”無限鱗粉”のドローと弱体化で相手の殴り返しを耐え、逃げ切りを狙う構築
盤面の手段が多く除去を受けるターン数も比較的少なくなりがちなので除去に強い

②ブリッツオーダー耐久型
“無限鱗粉”オーダーの弱体化にブリッツオーダーの高ガード値を合わせることで相手の攻撃を耐えながら戦う耐久構築
“無限鱗粉”マーカーを増やしていき飽和した打点で追いつくゲームを目指す
ブリッツオーダーを採用する分アタッカーが少なくドロップからの蘇生手段の枠も削る必要があるため除去には弱い

③セットオーダー耐久型
ドロップから蘇生したガード札を使い《花薫る街のお菓子屋さん》で守っていく耐久構築
蘇生カードは入れられるが、盤面に依存した防御を行うので除去に弱い

今回採用したのは①の型です。
環境のゲームスピードが遅ければ②や③の強みも活かせるとは思いますが、『宿命決戦』環境では既存のライドラインよりスピードのあるゲームを強要してくる【猩々童子】やリリカルモナステリオのライドラインが存在していたり、超越デッキ相手にゲームを伸ばすと不利になる対面がいること、また、【ヴァルガ】や【ヴェルストラ】、【ブラグドマイヤー】など除去可能なデッキが多く存在することも向かい風です。

それらのデッキに対して優位に立とうとするのであればやはり、先手必勝を心がけた構築にするのがよいでしょう。


[2]構築

⚪︎ライドライン
無限の宿命者 レヴィドラス
マンティサイス・ドラゴン
スコルピアサー・ドラゴン
スタグニッパー・ドラゴン

⚪︎グレード3
無限の宿命者 レヴィドラス×3
恩寵湛えし聖なる杯×1

⚪︎グレード2
オンフォール・アノートガスター×4
群爪の狩猟者 フーリ×4
崩海の喰腕×4

⚪︎グレード1
フルナレッジ・フォクシル×4
幻静の騎士 クラレンス×4
ハニカム・ザイラス×3
霊体凝縮×4
仄暗き夜に、怨嗟は凍えて×2
四精織り成す清浄の盾×1

⚪︎グレード0
フラワリー・トーン×4
メロディア・ポメラ×4
憧憬の乙女 アラナ×4
晴朗の乙女 レェナ×3
夜天の精霊王 ニクラスゼリア×1


[3]採用理由

■ライドライン

ライドラインは純正ライドラインのスペックが高く2ターン目にアタッカーをキープできる点、3ターン目に後続を探しにいける点がデッキの方向性と噛み合うため純正ライドラインを選択しています。

ほか候補は《怨念鎖》ライドラインですが、採用できるほどオーダーを採用していないこととオーダーを捨てるメリットがないためこちらに。

グレード0、1のみ《ロロワ》を選択するのもありですが、最終的に盤面から不要になるブラントトークンを生み出すのとライドコストを踏み倒せるのでは起きている事象に差がありすぎるので流石に無しよりです。

ライドラインでエネルギーを消費するのでメインデッキに採用するエネルギーを使うカードは1種類程度に抑えた方が良さそうです。

■恩寵湛えし聖なる杯

序盤に得た有利を保ったまま殴り切るコンセプトにペルソナライドは不可欠といえます。
《彼方》でリアガードを守ったり《宝剣》でドローするよりもゲームプランの組み立てに大きく関わってくると判断してこちらを採用しています。

■オンフォール・アノートガスター

《海鳴のブレイブシューター》のドローよりも優れたエネルギーの使い先で、後列からアタックするひとつ目の手段です。
エネルギーを使い切れる程度にコールしたいところ。

■ 群爪の狩猟者 フーリ

ドロップからのユニット蘇生手段
オーダーと異なり、リアガードが1枚純増するため除去に対する切り返しとして優秀。
《イレーニア》や《アスプロニア&サフィラ》より優れる点としては自身がドロップからの蘇生に対応しておりオーダーからの連鎖コールが可能な点、自身の打点が伸びるため面で邪魔にならない点が挙げられます。
とくにドロップから出てきて使えるのが大きいです。
《ニクラスゼリア》からコールすれば最大7パンまで可能なので覚えておきましょう

■ 崩海の喰腕

このコンセプトでデッキを組もうとした時にきれいにハマるカードがなく、カードリストを眺めていた時に見つけた最高のアタッカー。
まず求められる条件は打点が伸びること、エネルギーとカウンターをコストとして要求しないこと、2ターン目から能力が発揮されることでした。
打点が伸びるカードは多くありましたがコストを限定するとまともに使えるものはかなり限定され、このカードと《ガボレーグ》、《フィランダ》くらいしかまともなものがありません。
《ガボレーグ》はタイミングが遅いのと、後列アタック札とセットで運用しないといけない点が気になります。また、コストを要するため複数枚並べづらい点もマイナスポイントでした。
《フィランダ》はドロップにカードを落とせるメリットが薄く、打点が伸びるタイミングも遅いため見送り。

このカードはといえばドロップ蘇生のオーダーを絡めることで2ターン目から能力のうち2つが誘発し序盤からかなり質の高い攻撃が可能になるほか、盤面に複数枚並んでも機能する点も優秀です。
マーカー上で単体パワー35000も出るのでペルソナライドの恩恵を受けられない後列からも十分な打点が望めます。

能力も簡単に達成でき、アタッカーとしての役割を安定して望めることから4枚採用。

■フルナレッジ・フォクシル

被ると2枚目以降が弱いですが引かないと話にならないので4枚採用しておきましょう。

■ 幻静の騎士 クラレンス

毎ターン《レヴィドラス》と《フォクシル》でカウンターブラストを消費していくため《フーリ》まで使うためにはカウンターチャージが必須です
だったらカウンターチャージも《フーリ》も使わないで上記2種のみで構築するかといわれると、カウンターブラストを消費しないカードから《フーリ》、《クラレンス》の8枠を埋められるほどのカードがストイケイアには存在せず、デッキの方向性的にもコスト回復手段を用意してでも《フーリ》は入れるべきだと判断しました。

■霊体凝縮

用途がなく余っているソウルでドロップからアタッカーを蘇生できます。
“オーダーであること”と”ドロップからコールできること”が重要
類似カードは多くありますがランダムによるドロップ肥やしよりもパワー上昇がオマケとしてありがたいので最優先。

類似カードの評価としては
《我が求めしは無限の知識》
→先攻時基本的にエネルギーが足りず、《アノートガスター》が引けていないゲームの代替カードとして機能してないので見送り

《死縛の冥令》
→ランダムドロップ落としが弱い
ソウルは余るから使っていいので、もう少しましなリターンが得られる他のカードを優先

《仄暗き夜に、怨嗟は凍えて》
→3枚見れる点が《死縛》よりは優れているものの、おまけの優先度は《霊体凝縮》の方が高いので5枚目以降の《霊体凝縮》というポジション

これ以上ユニットで採用したいカードはないので動きの再現性を高めるため、残りの枠を《霊体凝縮》を4枚、《仄暗き》2枚で埋めています。

■トリガー配分

クリティカルを8枚、“無限鱗粉”マーカーのドローと合わせて攻め手の供給を促すべくドローを採用しています。
超トリガーはリアガードからアタックする機会が多いので追加攻撃の能力が使いやすく、《フーリ》と合わせて最大7回まで攻撃できたり《アノートガスター》でドライブ中に山札操作できたりする《ニクラスゼリア》を採用。


[4]その他採用候補

■蒼砲竜 インレットパルス・ドラゴン

実質的な手札交換は使いやすいですが、ソウルを求めていなくて入れ替えのタイミングも遅く打点も伸びないためこのデッキに求めているカードではありませんでした

■樹角獣 ギュノスラ

最大値の高さ魅力的ですがカウンターが足りず、複数枚引き込んだ場合2枚目以降も弱いので使い勝手は悪かったです。

■タイドライン・ドラゴン

ソウルブラスト1で得られるリターンとしては破格ですが、タイミングが遅すぎて序盤から継続して打点を出していきたいデッキの方向性とは合いません。
序中盤溜め込んでペルソナターンに大きく動いて勝てるデッキでもないので不採用。


[5]マリガン・ライドコスト

■マリガン

下記以外は基本的にチェンジ
《アノートガスター》先攻1枚後攻2枚まで
《崩海の喰腕》+《霊体凝縮》or《仄暗き》
《フルナレッジ》1枚まで
ペルソナライド先(先攻のみ)1枚

上記を合計3枚以上キープ可能な場合、追加でキープ対象
《フーリ》1枚まで
《崩海の喰腕》単体
《霊体凝縮》or《仄暗き》単体

ここにないものは全部戻すと思ってもらって大丈夫です

■ライドコスト

2ターン目に十分に攻め、3ターン目以降の後列アタックにつながるながれを繋がる流れを意識してコスト切りを行いましょう。
《霊体凝縮》などの蘇生札がある場合《喰腕》が最有力のコストです。
また、3ターン目に蘇生する手段がある場合は《アノートガスター》もコストにしていいです。
また、2枚目以降の《フォクシル》や《クラレンス》も優先度高め。
動く札を切りたくない場合はトリガーを優先して切りましょう。
蘇生札をなるべく残すことで後の選択肢が増えます。


[6]ゲームの進め方

■1ターン目

先攻は特にやることはありません
後攻は《クラレンス》があれば2パン
相手が除去対面じゃなければ《フォクシル》はこのタイミングでV裏に設置しましょう

■2ターン目

《喰腕》+オーダーを絡めた3パンを目指しましょう
3ターン目に使える蘇生カードがあれば《アノートガスター》や《フーリ》も出して構いません

■3ターン目以降

5パン盤面を組んでマーカーを撒き散らしながら殴っていきます
ディヴァインスキルは基本的に最速のタイミングで撃ちましょう
相手の後列にマーカーを配置すると相手がブーストをつけてこなくて使えない場合があるので、1枚目はノーガードでもドローに変換し、2.3枚目のマーカーを無駄なく前列に置くよう意識して動きます
また、マーカーはV裏以外の後列を優先して置きます

あとは殴っていくだけ。


[7]最後に

これであなたも昆虫マスター
結構面白くて使いごたえのあるデッキで、新弾のカードを揃えれば比較的安く組めるので皆さんもぜひ組んでみてください
では

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