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なぜに彫刻?
ひっさしぶりにnoteを開いた。今、仕事をしながらつかんだイメージを忘れないように文字化しておこうと思い、目の前のブックマークバーからnoteを開いた次第。
あ、あけましておめでとうございます(遅い)。今年はじめてのnote更新である。
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昨日から、いただいた文字起こしから原稿をまとめる仕事にとりかかっている。
今日は文字起こしから使えそうな素材を抽出し、それを記事の目的に沿って並べなおしていた。いわゆる「構成案」をつくっているところ。
構成案では、お客様が伝えたいメッセージがもっとも効果的に伝わる順序を考え、その順序どおり素材を並べる。メッセージをきわだたせるために、不要(今回の記事にはなくてもいい)と思えるところを削ることもする。
その作業をすすめているところで「なんか彫刻をつくっているみたい!」と思った。彫刻制作の経験などないのに、なぜそう感じたのだろう。不思議。
粘土のかたまりを作業台の上にどすん、と置いたところが「素材の抽出」。抽出しただけなので、それを見ているだけではお客様のメッセージは伝わってこない。メッセージを理解するのによけいな情報も含まれている。そのよけいなものを大まかに削りとっておく。この作業をしているところで、「彫刻をつくっているみたい」と感じた。ただ、削りとった粘土は完全に捨てたわけではない。あとで必要になるかもしれないから。
明日からは、粘土のかたまりの中に埋もれているメッセージを削り出してさらにくっきりとさせていく「原稿作成」に入る。ぼんやりと、彫刻の形が見えてくる。ひと通り書き終えた段階では、「ああ、これは○○○だ」とわかるかもしれない。それを、より○○○らしくしていく作業が「推敲」だと思った。
原稿が完成するまでのプロセスの意味はわかっているつもりだが、こうして映像として思い浮かべると、腹の底から理解できる感じがする。