いないいないばぁ
9月3日(火)
朝、目が覚める。
おふとん きもちいなぁ…。幸せ。と、思いながら至福の二度寝。はっと目が覚め むくりと起き上がる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
ルーちゃんのそばかすがほとんど消えた。あってもなくてもどっちも可愛い。
ゴミを取るために大きなスポイトを入れるとスポイトにすりすりしてくる。可愛いなぁ。水を換える。
仕事部屋にこもり絵を描く。
食事の支度をする。
スイートポテトを焼く。
午後、ごはんさんと少しお話をする。
今日はケガの病院に行く日。
修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。
靴を履いて行こうかな。と思ったけれど、脱ぎ履きにまだちょっと時間がかかるのでサボで行くことにする。
待合室で じっと待つ。
待合室の座席はひと続きになった長い硬めのソファだ。少し距離をとって赤ちゃんを抱っこしたお母さんが座られた。
赤ちゃんが じっとこちらを見ている。か、可愛い。ほっぺがマシュマロみたいだ。雪見だいふくかもしれない。とにかく可愛い。にっこりする。赤ちゃんもちょっと笑った。
赤ちゃんは じーっとじーっとじーっと こちらを見ている。それに気がついたお母さんが
「すみません。じっと見て。」とおっしゃった。
「いえいえ、可愛いですね〜、本当に可愛い。」と、私。
しばらくすると、赤ちゃんはお母さんの腕の中で少し ぐずり始めた。お母さんはそのことを気にしているようだった。
赤ちゃんがこちらを見た瞬間「いないいないばぁ」をした。赤ちゃんが微笑んだ。
「いまだ!」と思い、前を向いて赤ちゃんに振り返り、変な顔をして見せた。何度も繰り返した。赤ちゃんが ちょっと笑いはじめた。すると、お母さんが
「すみません。またじっと見て。」と言ったので、
「私が変な顔して見せてたから。」と言って、お母さんと笑った。
長い待ち時間が楽しい時間に変わった。
診察室に呼ばれた。
あと 2日、抗生物質を飲んだら終了だ。もう塗り薬もガーゼもしなくていいということ。よかった。
外に出ると青空が眩しかった。
帰り道、もうケガの受診に来なくていいと思い気が緩んだのか、道をまちがえてしまった。1ヶ月、毎週通ったのに。
慌ててカーナビをセットしようとしたら、どこかのボタンを押してしまい画面が消えた。
きゃ〜。コンビニエンスストアの駐車場であちこち押してみる。起動した。ほっとする。途中でお買い物をしてなんとか家に帰り着く。
家に帰りつき、今日も本を少し移動させる。
絵を描く。
夜、庭に出る。
風が吹くと少し涼しい。煌めく星たちをみつめる。素敵だな。夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これから眠くなるまで絵を描こう。
今日もいい一日だった。