ようこそ!2025年
1月1日(水)
朝寝坊する。
元旦は毎年寝坊する。
元旦でなくても しょっちゅう寝坊しているが。
特に何もしない大晦日なのだけど
なんとなく わくわくして
夜更かしするからだ。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。
そして、
ようこそ!2025年。
どうぞよろしくお願いします。
と あいさつをする。
みなさまにとって
優しくあたたかい1年となりますように!
毎日こうやって朝が来て、夜になって、
またちゃんと朝が来るのが
不思議でおもしろい。
毎日 新鮮な驚きと喜びを感じる。
ウーちゃんとルーちゃんもいつも通りだ。
水を換える。初水換え。
わが家は毎年お正月も特に何もしない。
アレルギーがあるので おせち料理も食べない。
なので、いつも通り過ごす。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして
ふたつ作っておく。
午後、ごはんさんと話す。
ごはんさんがお庭に
倉庫を組み立てようと考えている。
その話をしているとき、
倉庫の重さが100kgだと分かった。
ごはんさんが驚いている。
「100kg、軽いな。
200kgくらいあると思ってた。
これならひとりで動かせる。」
その言葉に驚いた。
今日は ぽかぽかして明るく晴れている。
とても きもちがいい。
「お散歩行こうか、バイクに乗ろうか。」
と、楽しい計画を練る。
そして、今日はバイクで こもれびの森へ行こう!
ということになる。わくわく。
暖かくしてベビーピンク色の
ヘルメットをかぶって しゅっぱーつ!
初乗り。
思っていたより寒くなかった。
空が青くて緑がキラキラ輝いて
とてもきれいだった。
大きな白鷺がすぐ上を飛んで行った。
大迫力。胸が高鳴る。
「見た!?」と、ごはんさん。
「見た!」と、私。
風をきってバイクは走る。
「寒くない?」
と、ごはんさんが何度も聞いてくれた。
「寒くないよ。」
と、私。
ごはんさんが前のめりに姿勢を低くした。
風が びゅう〜っと吹いて寒かった。
「寒いよっ!」
と言って、ごはんさんの上着を
ぐいっと引っ張る。
あははと笑っている声が
風に乗って聞こえてきた。
前に乗って運転するのは
さぞ寒いだろうなぁと思った。
後ろに乗っている分には
ごはんさんの広い背中が盾となって
あまり寒くない。
ネパールでも冬にバイクの後ろに
乗せてもらったことがあるが、
凍えた。
こもれびの森に到着。
用事と確認をする。
今日もミケちゃんが
にゃーにゃー言いながらやってきた。
こもれびの森には木がたくさんある。
その中の、凛とした もみじの木は
豊かな葉っぱが鮮やかな黄色に色づいたあと
紅くならずに落葉した。
その もみじの木の枝が紅色に染まっていた。
心を ぎゅっと掴まれたような感じがした。
ものすごく美しかった。木の妖精みたい。
枝が紅色に染まっている もみじと
初めて出会った。
繊細な美しさに うっとり見とれる。
ごはんさんとミケちゃんと もみじを眺めたあと、
みんなでご近所のYAさんのお家へ行く。
途中でミケちゃんが寄り道していると
ごはんさんが「ミケちゃん。」と呼ぶ。
すると、にゃにゃにゃと言いながら
急いでついてくる。可愛い。
YAさんのお家に到着。
しばらくみんなでお話をする。
夕方になると寒くなるので
早めに切り上げて帰ることにする。
帰りは寒かった。
でも、空があまりにきれいできれいで
きゅぅぅんとなった。
優しいピンク色のグラデーション。
「空のグラデーション、きれいだね〜。」
と言いながらバイクは走る。
家が近づくにつれて空は表情を変えてゆく。
少しずつ少しずつオレンジ色の
グラデーションに変わっていった。
どの瞬間を切りとっても ぜんぶ美しい。
誰かこの夕焼け空を見てるかな、
みんなに楽しんでもらいたいな、と思う。
家に帰り着く。
あー、とても楽しかった。
車に乗り換えてお買い物に行く。
帰ってくると星空が素晴らしかった。
「星がきれいだね〜。」
と、ごはんさんと話す。
今日はずっと、空がとてもとてもきれいだった。
朝も昼も夕方も夜もぜんぶきれい。
なんて幸せなんだろう。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
今日もいい一日だった。