ナマケモノ

２月27日(木)
朝、目が覚める。
暖かい。暖かくてうっとりする。
むくりと起きあがる。

カーテンを開けて今日のぜんぶに
「おはよう！」と あいさつをする。

今日も こたつに入って だらだら過ごす。
は〜、極楽極楽。

両親が元気でいてくれることが
幸せでありがたいなぁと、しみじみ思う。

規則正しく母の手料理を食べ
規則正しくおやつを食べ
規則正しくテレビを観て
規則正しくごろごろする。

何かの番組でナマケモノが車の通りが多い道を
ものすごくゆっくり渡ろうとしていた。

男性が背中をつかんで
道の向こうに運んであげていた。

そっと下ろされたナマケモノが振り返り
ちょっと微笑んだ。すごく可愛かった。
きゅんとした。

ナマケモノ。
いまの私にぴったり！
ゆかいになり くすくす笑う。

ちょっと調べてみると
ナマケモノはすごくたくさん眠って
温度変化や寒さに弱くて果実が好き。
なんだか親近感が湧くなぁ。

わが家にはテレビがないので
テレビを観るのが新鮮だった。

帰省してからほとんど動いていないのだが
ちゃんとご飯が食べれる。
おなかがすくわけではないが
食べて「おいしいなぁ」と思う。
不思議だ。

夜はベッドの中で本を読んだ。

明日、福岡に帰る。
過ぎてみると、あっという間だった。
温かくしてゆっくり休めて
両親に感謝のきもちでいっぱいだ。

2階の窓から夜空を眺める。
明日の夜は、福岡のお家のベッドで
眠っているんだ。と思うと
不思議なきもちになった。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

今日もいい一日だった。