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冬ごもりの準備かな
2月3日(月)
朝、目が覚める。
うーんと大きく伸びをして
むくりと起き上がる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
小さく切った冷凍アカムシを菜箸でつまみ
ウーちゃんの顔の前で ゆらゆらさせる。
ばくっ!
びくっ!
として菜箸ごと手を上げる。
菜箸をくわえたウーちゃんが釣れた。
きゃー。
慌てて、でもそっと水槽に戻す。
あーびっくりした。
ウーちゃんもルーちゃんも真正面から見ると
子供の頃からちっとも変わっていない。
きょとんと愛くるしい顔をしている。
横から見ると すくすく成長したことが分かる。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして
ふたつ作っておく。
絵本の作画をする。
早めに確定申告の書類を作るぞ。と意気込む。
意気込んだだけで、お散歩に行くことにする。
とても冷たい空気の中、てくてく歩く。
寒くてもお散歩は楽しい。
記念品のお米 1合分を小鳥にあげることにする。
お向かいの Iさんは
お庭の木の枝に半分に切った
みかんをさしている。
これも小鳥が食べに来る。
久しぶりに両親と電話で話す。
雲の中を走ったことや
秘境のような こもれびの森の
豊かな自然について盛り上がる。
秘境を見るのが好きな父と
秘境に行くのが好きな私なのだ。
絵本の作画をする。
夕方、ごはんさんが帰ってきた。
お庭でバイクのシートの金具を作っている。
リメイクというのだろうか。
火花を飛ばしながらサンダーで削っている。
花火みたいでとてもきれい。
溶接をすると言う。
「みるさん、こっち見ちゃだめだよ。」
と、ごはんさんが言うので
背中を向けて最後の銀杏の皮を ごしごし剥く。
車の窓に光が反射している。
なんかダイナミックだ。すごい。
「みるさん。」
と、声がした。顔を上げると、
ミャウさんがミーちゃんといっしょに
お家の中から手を振っている。
「寒いね〜。」
と、話す。
大寒波がきているらしい。
雪が降ったり積もったりするかも
しれないということ。
「お互い風邪ひかんようにしようね。」
と言って、ミャウさんとミーちゃんが
お家の中に入った。
暗くなってきたので今日はここまでにして
お買い物へ行く。
手がびっくりするくらい冷たくなっていた。
お店の駐車場がいっぱいだった。
店内に入ってすぐのお惣菜売り場や棚が
ガラガラだった。
びっくりした。台風の前みたいだ。
大寒波が来るので、みんな冬ごもりの支度を
しているのかもしれない。
りんごとしめじをカゴに入れる。
どっちも可愛いな。
お菓子の きのこの山って
しめじがモデルなのかな。と、ちょっと思う。
家に帰り着く。
オリオン座がキラキラ輝いていた。
他の星たちも三日月も
とてもきれいでうっとりする。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。
今日もいい一日だった。