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16万年に1度

1月16日(木)
朝、ぱちりと目が覚めた。
小鳥の歌声が聞こえてくる。
うっとり。幸せだな。

むくりと起きあがる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに
「おはよう!」と あいさつをする。

空気がキリッと冷えている。

ウーちゃんとルーちゃんに
「おはよう。」と あいさつをする。

ルーちゃんが ぷかぁと水面まで浮いてきた。

手を伸ばして
「みるみる おはよ〜。」
と言っている。ような気がする。
可愛い〜。

ピンポーン。
チャイムが鳴った。

「は〜い!」と言って玄関に出る。

みかさんから りんごが届いた。

「りんごだっ!」
と、喜ぶ私。

ドライバーさんが にこにこしてくれた。

うやうやしく箱を開ける。
ものすごく大きなりんごが
お行儀よく並んでいた。
大好きな ぐんま名月だった。

甘くて濃厚な香り。
とろける。

早速 半分食べてみる。
しゃりしゃりしていて
甘くて濃いりんごの味がした。
とてもおいしかった。
おなかいっぱいになった。

食事の支度をする。
クリームシチュー。
コトコト。コトコト。

午後、ごはんさんが
ときめく話を教えてくれた。

16万年に一度の彗星、アトラス彗星を肉眼で
見ることができるかもしれないという話だ。
1月13日から1月下旬にかけて。

胸が高鳴る。
16万年に一度。
16万年に一度。
16万年に一度のタイミングが
人生の中に訪れるなんて。

なんて幸運なんだろう。
見れると素敵すぎるが
見れなくても、そういう時に
居合わせたことに心が躍る。

ロマンがあるなぁ。

仕事部屋にこもり
こつこつ絵本の作画をする。

ずいぶんはかどった。
リズムがいいので
このままがんばることにする。

英訳担当のモラー直子さんと
やり取りをする。

銀杏をゴシゴシして
残っている皮を取り除く。

ごはんさんがゴシゴシしたものは
つるりときれいなのだが、
私がゴシゴシしたものは
ちょっと皮が残っていたりする。

気にしすぎないのが
楽しく作業するコツだ。

朝食べた残り半分の りんごを食べる。
おいしい〜。

先週、ごはんさんと行った食事処で食べた
エノキバターがものすごくおいしかったので
自分で作ってみた。

白いご飯に乗せて ぱくっ。
やっぱりおいしい。
エノキってこんなにおいしかったんだ。
なんだか感動した。

夕方、庭に出る。
アトラス彗星を見るには
「日没後に西の地平線」がいいということ。

西ってどっちだろう…。
彗星は見えなかったけれど
空がきれいでうっとりした。

絵本の作画をする。
もくもく。もくもく。
とても可愛く描けた。

夜、庭に出る。
空一面墨色だった。
きゅうりさんのお庭の大きな木の
シルエットがとてもきれい。

夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。

今日もいい一日だった。

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