シエンタを じゃぶじゃぶ洗った
10月29日(火)
昨晩、眠くなるまで絵本のラフを修正しようと思っていた。すぐ眠くなった。なので顔も洗わず早く寝た。すると、ものすごく早く目が覚めた。
しばらく ごろごろして むくりと起き上がる。小鳥より早く起きたぞ。
シャワーを浴びる。
ウーちゃんとルーちゃに「おはよ。」と囁く。
ルーちゃんが顔を上げて こちらを見ている。水面に近づいてきた。
片手をあげる おねだりのポーズ。「ご飯ちょうだい」と言っている。まちがいなく言っている。
きゅぅん。か、可愛い!可愛い!可愛い!と、30回くらい言ったと思う。
シャワーを浴びたばっかりだけど、水槽の中にドボンと頭を入れたくなる。
ウーちゃんは背中を向けている。
「ウーちゃん。」と、囁いてみる。ゆっくり振り返った。偶然かな。でも、しっかりとこちらを見て、すーっと泳いできた。きゅぅん…。
冷凍アカムシのキューブを菜箸であげる。ぱくぱく食べる。
植物に水をあげる。
絵本のラフを修正する。
修正が完了したのでAdobeのIllustratorでラフ画を配置して、テキストをレイアウトしてゆく。
食事の支度をする。
午後、ごはんさんと「椎茸をどこで栽培しようか」と話す。
こもれびの森、わが家の裏庭…
裏庭だといつでも収穫できる。ただ、
「乾燥しているので椎茸栽培には向いていないかもしれないね。」と話す。
「こもれびの森で植え付けして、育ってきたら裏庭に移そうか。」などなど、楽しい計画を練る。
家に戻り、ラフのレイアウトをする。
電話が鳴った。
母からだ。時の流れを感じる出来事があった。しみじみと話す。「お互い元気で過ごそうね。」と言って笑う。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。
お散歩に行く。
玄関を出ると、にりんさんとアランくんが歩いてきた。アランくんが空色のロンパースを着て、大きなカラーを首に巻いている。
その姿で にりんさんのバッグをくわえ、急いでこちらに持って来ようとして ”こてん” と、しりもちをついた。
か、可愛い。そのまま お姉座りをしてこっちを見ている。笑いたかったけれど、アランくんを傷つけてはいけないので全力でガマンした。
「どうしたんですか?」と、聞く。
「去勢手術したんよ。」にりんさんが言った。
「そうだったの。アランくん、おつかれさま!」と言って手を振った。
坂道を てくてく歩く。
てっぺんから池や山、街や空を眺める。きれいな色の枯葉がカサカサと転がっていった。
坂道を下りきったところでTAKEさんが庭仕事をしているのが見えた。
「こんにちは〜。」と、手を振りあう。
家に帰り着く。
シエンタをシャワーホースと亀の子たわしを使って洗うことにする。
いまでもじゅうぶん きれいなのだが、端っこや隅っこ、つなぎ目に溜まっている汚れを洗い流す。塗装するための準備として。
じゃーじゃー、じゃぶじゃぶ。ごしごし、じゃーじゃー。
ドアの隙間を丁寧に洗う。
こんなに水をかけながら洗って雨漏りしないかな。と、ちょっと心配になる。パオもマーチも雨漏りをしていたのでそんな心配がよぎるのだ。シエンタは大丈夫だった。
屋根とフロントガラスの真ん中に手が届かない。うーんと手を伸ばす。エプロンがびしゃびしゃになった。明日 ごはんさんに台を貸してもらおう。
レモンさんとワンちゃんが通りかかった。
「こんにちは〜。」と、あいさつをする。
「車どうしたん?替えたと?代車?」と、レモンさん。
「ごはんさんがくれたんです。」と、私。
「えぇっ!車くれたと!?すごいね!」レモンさんが本当に驚いた顔で言った。
「ね、すごいですよね。マーチ、もう 19年目だったんです。雨漏りして内装にカビが生えてたんですよ。そしたら、ごはんさんが『これ乗って』って言ってくれたんです。」と、私。
「車なのに雨漏り!?」驚くレモンさん。今日のレモンさんは驚きっぱなしだ。
笑う私。
「車もらえてよかったね〜。」レモンさんがお花みたいな笑顔で言ってくれた。
シエンタがピカピカになった。
あんまりピカピカになったので、もう塗装しなくていいかも。と、ちょっと思う。でも塗るのだ。たぶん。
バナナさんが通りかかった。半袖だ。すごい。
「みるちゃん!頑張りよんね!金曜くらいから雨降るよ。そんで寒くなるらしい。」と、言った。
そっか、そうしたら足つけ作業は少しずつ進めて、晴れの日が続くときに塗装しよう。と、思った。
かゆい。顔を3箇所、蚊に刺されたので家に入る。まだ蚊がいるのでびっくりした。
絵本のラフのレイアウトをする。
せっせ、せっせ。
夜、庭に出る。
小さな星たちがキラキラ輝いていた。久しぶりに星を見たような気がする。とてもうれしくなる。星たちに手を振る。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これからウーちゃんとルーちゃんの水槽の水を換えよう。
今日もいい一日だった。