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イルミネーションと星空
12月9日(土)
朝、目が覚めて、時計を見ると10:30頃だった。
昨晩、7:50に目覚まし時計をセットしていたはずだけど。
寝ぼけながら、「目覚まし時計が壊れたのかもしれない。」と思い、1分後にセットして待ってみる。ピピピピピピピピと大きな音がした。壊れていなかった。
早起きが世界でいちばん苦手なことだ。子供の頃からそうだ。でも、早起きへの憧れはある。
年に1度くらい、どうしても早起きをしなければいけないときがある。そんなときは大変だ。目覚まし時計をセットして、携帯電話のアラームを10分ごとに10個くらいセットして、さらに実家の両親に電話で起こしてもらう。
ネパール滞在中に早起きしなければいけなかったときは、同じようにアラームをセット。そして、友人たちが電話をかけてくれた。いつものゲストハウスに宿泊しているときは、オーナーのアルーンかインディラがドアをドンドン叩いてくれる。どこにいても早起きは苦手で、私も大変だけど みんなはもっと大変だ。
植木屋さんの ぱちん ぱちん という音が聞こえてこない。明日になったんだな。と、思う。
りんごの木につけたライトを消しに庭に出る。夕方になったら、また点けよう。
カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。
SさんとOさんからメールが来ていた。
昨日提案したことで、1点画像を追加することになった。以前描いていたものに少し手を入れてお送りする。
今日は両親が送ってくれたさつまいもを焼き芋にしてみよう。2箱あって、同じ品種で少しちがうということ。どうちがうのかな。わくわく。1本ずつオーブンに入れる。
焼けた。両方少しずつ切ってみる。黄金色のおいも。食べ比べてみる。
ぱく。もぐもぐ。
とてもおいしい。ほくほくとしっとりの間で、いい感じの甘さ。もう一方のお芋を口に運ぶ。
ぱく。もぐもぐ。
とてもおいしい。ちがいが分からなかった。
そして、宮崎県産の紅はるかも、徳島県産の蜜っ娘も、どちらもとてもおいしい。よく似ている。まだまだ たっぷりあるので毎日楽しみだ。
お芋を食べ終え、ふと、蜜っ娘の品種を調べてみた。すると、紅はるかだった。似ているはずだ。
たまっていた家事をする。
絵本のラフの続きに取りかかる。少し描いたところで夕食の支度をする。
修一郎が起きてきた。
夕食を出す。
今日は、ごはんさんが忘年会に行く予定。いつもお世話になっている ごはんさんを駅まで送ることにする。
車に乗る前、イルミネーションと星の話になった。ごはんさんが、
「昨日の3時頃、北の空に北斗七星が大きく見えたんですよ。りんごの木のイルミネーションのおかげで気がついたんです。」と言った。そして、
「久しぶりに北斗七星見て、すごくきれいだった。」と、うれしそうだった。
「わぁ、素敵!北斗七星もいいよね。」と、私。そして、
「北の空に出るんだ〜。」と言うと、
「だから北斗七星。」と、ごはんさんが笑った。
「あぁ、そっか!」と、私も笑った。
遠賀川駅に着くと、イルミネーションが美しかった。キラキラ眩く輝いていた。おんがっぴーのイルミネーションもあった。素朴で可愛い。毎年、いろいろ工夫して おんがっぴーのイルミネーションを作ってくれている。
駅で降りた ごはんさんに「楽しんで!」と手を振り家に帰る。
家に帰りつくと、修一郎も2種類の焼き芋を食べたようだった。「同じ味がした。」と言っていた。
夜、庭に出る。
星空がとても美しかった。オリオン座、大星団、昴、カシオペア座、空間に瞬く小さな星たち。北斗七星は見えないけれど、うっとりする。いつまでも見ていたい。
夜、電話で話をしたとき、トッツィーは星たちに郷愁を覚えるようだった。
カカオはいつもの椅子の上。いつもの光景は幸せの光景だなぁと思う。
今日もいい一日だった。
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