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みんな優しいなぁ
11月21日(木)
朝、アラーム2回目で目が覚める。よし。
あぁ、小鳥の歌声が素敵。うっとり。
むくりと起き上がる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。
修一郎の食事をお弁当仕立てにして ふたつ作っておく。
絵の具だらけのつなぎに着替えて ごはんさんのお庭へ行く。
昨日、シエンタをカーポートの下に入れさせてもらってそのままなのだ。
屋根とミラーの重ね塗りをする。
クリームブレッド色。車体のミントシャーベット色と合うかな。と、ちょっとドキドキ。
Oさんがやってきた。
「がんばりよんね。」と、Oさん。
「ごはんさんとこで塗らせてもらってます。今晩もここに停めさせてもらうから。」と、私。
「うんうん、それがいいよ。」Oさんが大きくうなずいてくれた。
ほとんど塗り終えた。近くで見るとムラがあるし、塗料の粒々もいっしょに塗りこんでいたりする。はみ出しているところもある。でも、
「よう塗れちょる。ようがんばったね。これだけ塗れたら上出来や。」と、Oさんが言ってくれた。
塗りながら少しおしゃべりをする。
「今朝、キノコのイルミネーション点いてました?」と、聞いてみる。
「朝は奥のんだけ点いちょった。でも、昨日夕方6時くらいに、点いちょうかな〜思て見てみたらきれいに点いちょった。きれいやったよ。ごはんさんちのはずっと点いちょった。きれいやもんね。」と、Oさんが言った。
ソーラーの蓄電は朝までもたないんだな。でも、夕方見てもらえたからよかった。
「お、1時になる。テレビ観るんよ。」と、Oさん。
「何観るんですか?」と、私。
「BS。」うれしそうなOさんだった。
せっせ、せっせ。せっせ、せっせ。
屋根を塗っているとき、ポタポタっとペンキの雫が車体の側面に落ちた。慌てて拭き取る。
そうか、だから ごはんさんが「屋根から塗るのがいいよ。」と言っていたんだ。ボディを早く塗りたくてボディを先に塗ってしまった。慎重に塗ってゆく。
ひとまず塗装は完了した。は〜〜、よかった。
ひとやすみして、昨日両親が送ってくれたお芋を焼いて食べる。おいしい〜。甘くて ほくほくしている。
ペンキがはみだしたところをシンナーで落としてゆく。
ごはんさんが帰ってきた。
「みるさん、ほんとがんばったね。素晴らしい。色の選択もよかったよ。」と、ごはんさんもムラや粒々が見えているはずだけどそう言ってくれた。
みんな優しいなぁ。
そして、はみ出しているペンキをいっしょに落としてくれながら、上手な落とし方を教えてくれた。
「 ”ごはん先生のはみ出したペンキの落とし方講座” だね。」と言って笑う。
マスキングテープをいっしょに剥がしてもらう。高い場所や取りにくい場所、途中で破れて私がくじけたところのテープも剥がしてもらう。
マスキングテープ剥がすのって、なんかきもちがいい。
明日確認して塗り残しを塗ったり汚れた部分を拭いて完了だ。
トゥインクルちゃんを抱っこしたチャイさんがやってきた。出張から帰ってきたんだ。
「車、塗ったの!?すごいすごい。この色いい〜。この色好き。」チャイさんが言ってくれた。
私が片付けをしている間に、ごはんさんがイルミネーションを紹介したり、カーナビの相談を受けていた。
先日こもれびの森で拾った銀杏をお裾分けする。バングラディシュでも銀杏食べるんだなぁとちょっとびっくりした。
チャイさんたちが帰ったあと、ごはんさんと友人の家へ銀杏を届けに行く。
ちょうどテレビで銀杏ご飯を観て、銀杏を買いに行こうと思っていたということ。すごくいいタイミングだった。銀杏を渡すと、とてもうれしそうだった。
新鮮な銀杏は つやつや輝く翡翠色をしている。ほくほくした銀杏ご飯、姿も味も抜群だ。
友人宅で ごはんさんは熱いコーヒーを、私はホットミルクをいただいて帰路に着く。
途中でコンビニエンスストアに寄る。
車で待っていると、ごはんさんが私にも食べれるプリンを買ってきてくれた。とろりとしてとてもおいしかった。固いプリンも、とろとろのプリンもどっちも好き。
家に帰り着く。
星たちがキラキラ輝いている。とてもきれい。ものすごく大きく強く輝いている星がある。シリウスかな。うっとりと眺める。夜空の星たちが降りてきたようなイルミネーション。どっちもきれい。
夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。
これから眠くなるまで絵本の作画をしよう。
今日もいい一日だった。