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ひたすら絵を描いた

9月11日(水)
朝、目が覚める。鳩の声。ぽろっぽー、ぽろっぽー。大好きなまろやかな声。目を閉じたまま うっとりと聴き惚れる。

ぱちりと目を開けて むくりと起きあがる。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
家の中の植物に水をあげる。

少し庭仕事をする。

注文分の絵本を梱包する。

仕事部屋にこもり絵を描く。ものすごく集中して描く。夢中で描く。気づくと何時間も経っていた。はかどった。あと数日で完成しそうだ。

追い込みに入ると、首や肩が痛くても何時間描いていても まだまだ絵が描きたくて描きたくてたまらなくなる。

肩甲骨ぐるぐる体操をする。

食事の支度をする。

絵を描く。ひたすら描く。う。首と肩が固まっている。目を閉じて休める。頭痛の予感。

私の右中指は外側に緩く曲がっている。長年、筆やペンを使って絵を長時間書いているので自然に曲がってしまったのだ。痛くはない。普段忘れているがたまに思い出して じっと見るのも楽しいもんだ。

左手で右手の指を もみもみする。こういうとき、右手と左手は別の生き物のように感じる。そしてとても仲良しだなぁと微笑ましく思う。

お互いを なでなでしたり もみもみしたり労わることができるのだ。

夕方になった。
ごはんさんとシエンタのことをあれこれ話す。

家に戻り調べ物をする。調べ物もおもしろい。謎だったことが するすると紐解いてゆかれるのは きもちがいい。

Rさんからメールが来ていた。
昨日の日記に書いたように、私が火曜日の朝 4時半ごろ美しい星空を眺めていたとき、Rさんも4時ごろ寝落ちから目が覚めて窓から星を見たそうだ。

ごはんさんも同じくらいの時間に星空を見ていて、ごはんさんのご親戚も同じ頃 星空を眺めていたことが偶然分かった。不思議で おもしろくて うれしい。

夜、庭に出る。
梱包した絵本を投函するのを忘れていたので、ポストまで てくてく歩いてゆく。
半分のお月さまが雲の間に輝いていた。きれい。家に戻り、夜のぜんぶに「おやすみ」を言う。

今日もいい一日だった。

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