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ハートなんだね

7月9日(火)
朝、目が覚める。
小鳥の歌声を聴きながら ごろごろ。至福のひととき。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
50匹くらいトンボが飛んでいる。圧巻だ。

クローバー畑と花壇に水を撒く。ホースのシャワーに小さな虹が架かる。キラキラ輝いてきれい。

トンボたちがシャワーのアーチをくぐってゆく。とんぼの羽もキラキラ輝いている。うっとりしながら水を撒く。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。

冷やしておいたソルティライチを持って帽子をかぶりお散歩に行くことにする。

あっつぅ…。

日傘もさす。しゅっぱーつ!

てくてく歩く。ソルティライチを ごくごく飲む。おいしい。汗をかきながら坂道を上りてっぺんに到着。

歩くのって楽しい。風に吹かれるのも楽しい。小鳥の声を聴くのも楽しい。トンビが ヒュールルル と鳴きながら飛んでいった。

仕事をする。

今日は鍼灸治療の日。夕方、アットホームはりきゅう の日野先生がみえる。今日も しっかり鍼を刺してもらうぞ。

早めに食事の支度をしておく。修一郎の分はお弁当仕立てにしておく。

電話が鳴った。トッツィーからだった。
奇跡のような話を聞いた。自分のことのようにすごくうれしくて泣きそうになった。

トッツィーがどんなときでも想うように心がけている「すべてはうまくいっている」というのが現実になった。よかった。

日野先生がみえる。
鍼を刺してもらったり、ほぐしてもらったり、ストレッチしてもらったり。お灸にアレルギーがあるので鍼を使っていろいろ工夫してくれる。

ちょっぴり身体が軽やかになった。

夕方、ごはんさんとお買い物に行く。
今日の空も素晴らしかった。

「雲っておもしろいよね〜。いろんな形と色になる。」と、ごはんさん。

「うん、本当にそう!ずっと見ていたくなる。」と、今日も ふたりで空を褒めちぎる。

空が頬を染めたような色になった。

それから私の車の話になる。ごはんさんのアイデアで新しい展開になりそうだ。胸が踊る。いろいろ考えてくれてありがたいなぁ。と、思う。

「そういえば、車のナンバーで ”810” をエンジェルナンバーで ”鳩=平和” を表してるって言ってたけど、"ハート=いのち” だった。」と、ごはんさんが言った。

「素敵〜!ハート大好き!」と、ときめく私。

「みるさん、好きやろね。」と言って、ごはんさんが にっこり笑った。

帰り着く。
ごはんさんが今日も双眼鏡を貸してくれた。先日貸してくれたものより ずいぶん大きい。まだ新しいものだ。

「これの方がきれいに見えると思う。」と言って。

ありがたく借りることにする。夜になって星を見るのが楽しみだ。ウキウキする。

家に入り、阿蘇小国の特濃ミルクを飲む。すごくおいしかった。ごくごく飲んだ。明日バナナを買ってバナナジュースを作ろう。ものすごくおいしいバナナジュースができそうだ。と、思った。

修一郎が起きてきた。
トッツィーの話をすると「よかったね。」と言った。

夜、双眼鏡を ふたつ持って わくわくしながら庭に出る。広がる雲の隙間から星が ふたつだけ煌めいていた。

まず小さい方の双眼鏡で見てみる。昨晩と同じように見えた。次にドキドキしながら大きい方の双眼鏡で見てみる。大きくなると星に合わせるのが難しい。少しずつ動かしてゆく。

あ、きた。ぴったり。
星が白く大きく ぽわっと輝いて見えた。月のように見える。すごくすごく遠くにあるはずの星がすぐ近くにあるように感じる。感動した。

夢中で見ていると誰かが足元に すりすりしている。カカオだ。頭を撫でる。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。そして、カカオといっしょに家の中に入る。

今日もいい一日だった。

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