話をする人と話を聞く人

2021年2月16日(火)18:30-19:00
よしもと漫才劇場

DVD化して残してほしいぐらい好きな回だったため書き残します。私が初めて書いたnoteのライブ、でおなじみの「する聞く」オンラインにて視聴しました。

ネタ

デルマパンゲ:口の中に森を作る

免許取り立ての大学生が遊びにくるくだりが大好きです。

金属バット:スラム算

Dr.ハインリッヒ:桃太郎

デルマパンゲと同様に、先週のグランドバトルでもやっていたネタ。そのときは持ち時間が短くて、もっと聞いてたいなと思っていたのですが、やはり長尺のが面白いです。圧倒的に引き込まれました。

デルマパンゲ:ラーメン 美容室

金属バット:ひな人形

金属バットの金属バットたる所以が詰まっていました。
雛人形の頭をミニ四駆につけて走らせてました。
これぞ金属バットです。
しかしながら、１本共に髪が短くなった友保さんが可愛すぎてネタが入ってきませんでした。ハインリッヒさんが仰っていましたが、フェミニンすぎます。花柄シャツがよりいっそうフェミニンでした。

Dr.ハインリッヒ:鞄の中

このネタ、私が3年ぐらい前に漫才劇場で初めてDr.ハインリッヒさんを見たときのネタなんです。初めて見たときは正直ぽかーんって感じで、申し訳ないんですけど周りも全然ウケてなくて(理解力が足りてなかっただけ)、こんな人たちもいるのかと大変失礼ながら思ってしまっていました。本当に意味が分からなかったんです、あの頃の私には。双子とすら分かっていませんでした。しかし、あれから何度かDr.ハインリッヒさんを知る機会がありました。noteにも書いたルミネでのする聞くでハインリッヒさんの大喜利に魅了され、ネタの凄まじい奥深さとカッコよさに完全に心を奪われました。そして2021年、改めてみる「鞄の中の妖精」は最高に面白かったのです。こんなに、こんなにメッセージがつまっていたなんて！！！！🧚と終始感動していました。
誰が女版金属バットやねん！と彩さんがキレたところから2本目は始まったのですが、鞄の中に森ができるというこのネタは1本目のデルマパンゲのパクりではないかと、まさかの伏線回収。私は何年も前にハインリッヒさんのこのネタを見ていますし、デルマパンゲのネタは先週のグランドバトルでやっていて、なんなら新ネタではないかというものなので、これもまたおそらくデルマパンゲがパクっているのではと思います。
そんなことより、口や鞄の中で“森を作る”という発想が被るなんてことが最高ですよね。どんな被り方やねん、と。どちらのネタも次元が違いすぎて、それぞれ最高に面白いです。

大喜利

『義理チョコと本命チョコの見分け方を教えてください』

高波動解答でクリスタルチューナーが響き渡り、天界の扉が開く。

もう、よしぴー全開すぎて大好きです😂
ハインリッヒさんといえばの作家吉岡さん。
下品なくだりは容赦なく✕で、ハインリッヒ姉さんの時は天界の扉を開いてしまうところ、最高すぎます。

大喜利のお題が１つで終わってしまうという衝撃もありましたが、今回は金属バット・Dr.ハインリッヒ論争の中だったので、色んな意味で見ごたえがあり、ネタも感慨深いものだったので、すごくお気に入りの回になりました。

金属バットのお二人がDr.ハインリッヒさんの事を優しく慕っている感じもすごく伝わったし、Dr.ハインリッヒさんの怒りもしかと伝わりました。

確かにあるジャンルでまとめるとこの３組は同じジャンルになるでしょう。でも別にそこに名前を付ける必要なんてなくて、○○っぽいだとか言う必要もありません。三者三様。同じ人間がいないように、同じ芸人もいません。

Dr.ハインリッヒさんが女性として、漫才師として、15年間戦い続けてきた苦労は計り知れないものだと思います。
私の口から言えることはただ１つ。
どこが、女版金属バットやねん！！！
私はDr.ハインリッヒさんを初めてみたときも金属バットを初めてみたときも、一秒たりとも似てるだなんて思ったことはありません！今回も頑張って似てるところ探してみましたが、難しすぎて無理でした。

アフター配信にて、Dr.ハインリッヒさんが「売れるしかない！」と強く仰っていました。それを温かく金属バットのお二人が見守っていました。とても素敵な関係だなと思いました。金属バットが金属バットで有る限り、Dr.ハインリッヒがDr.ハインリッヒで有る限り、地球上の波動は上がっていくことでしょう。もちろんデルマパンゲも。

話をする人と話を聞く人、春には東でやっていただけたりしないかしら、と想いを馳せてながら送信🌸