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あなたは正解できる?熱中症クイズ~間違った対処していませんか~

人間が外出て活動していい気温じゃない


前回の記事で梅雨明けがいつになるかわからないなんて書いておきながら、秒速で梅雨が終わった……。

今年の小笠原気団が本気出しすぎで修羅のようだ……。

しかし……あづい……。

ミリオンのある埼玉県では、熊谷で40℃記録しちゃいましたわあい……。

昨年の記事でも書いたのですが、人間も所詮タンパク質なので……。

この気温の中、鶏ささみ外に放置しておいたら表面灼けるでしょ……だから絶対無理して外で活動しちゃダメです……。

もっというと、皮膚や筋肉がダメージを受けるのも当然のこと、熱中症は全身の細胞にダメージを与えます。

重度の熱中症にかかると体温が簡単に40℃を超えます。

人間の脳細胞は42℃で死滅します。

熱めのお風呂のお湯の温度ですよ!? 熱湯じゃなくてあの程度のお湯の温度になったら人は死ぬんですよ!? なのに最高気温40℃とか言ってるんですよ!?

絶対に、絶対に、熱中症にかからないでください……。

ちなみに私はこの間、ほとんど寝ず朝ごはんも食べず通勤してうっかりしにかけました……。

いやもともと朝ごはんは豆乳や野菜ジュースで済ませるんですけど……その日たまたまどっちも切らしていた上に、夜中も寝付きがよくなかったのでね……。

ただそんな「1日くらいいいでしょ」が命とりになる危険性があります。

そのくらい今の日本の暑さはシャレにならないんですよ……!!


突然ですがクイズです

「今日はなんの栄養に関することを書こうかな~」と思ったのですが、暑い! 暑すぎるから中止!

というわけでクイズをします!!!!!!3問です!!!!!!


熱中症クイズ ~間違った対処をしていませんか?~


(第1問)熱中症予防として、してはいけないことは?
①脇や首筋などをキンキンに冷やす
②徐々に身体を暑さに慣らす
③ゆるめの衣服を着る


正解は……

……


…………


………………


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…………………………


①脇や首筋などをキンキンに冷やす です!

なぜしてはいけないのでしょうか?
まず、脇や首筋のリンパを早急に冷やすのは“熱中症にかかってしまった人”に施す処置になります。
太い血管のある部位を冷やすことで、全身に送られる血液から体温を下げていきます。
ですが、熱中症“予防”としては少し問題が。
というのも、リンパは体温を調節するためのセンサーのような役割を果たしています。
気温が高いのにリンパだけを極端に冷やし続けると、脳が「あっ、もう身体冷えてるから大丈夫かな?」と勘違いして、汗を止めてしまうんです。
暑いのに汗をかかなくなるのは、本当に危ないこと。
なので、炎天下で氷などを押し付けてキンキンに冷やし続けると、逆効果になってしまうことがあるのでご注意を!
ほどよく「気持ちいい~」となる程度に首や脇を冷やすのはアリですよ!


(第2問)適切でない水分補給のタイミングはいつ?
①外出する前
②汗が出はじめたら
③喉が渇いたと感じたら


正解は……

……


…………


………………


……………………


…………………………


③喉が渇いたと感じたら です!

「喉が渇いた」と感じている時点で軽度の脱水症状です! その前に水分飲んでください!!
実は人間は汗だけではなく、呼吸や、皮膚の表面からも水分を蒸発させています。なので外に出て活動していなくても、水分はどんどん失われていきます。
一般的な成人は1日に約2.5Lの水を排出していると言われます。そして食事から約1.5Lの水を摂取しているそう。残りの約1.5Lの水は直接水分をとる必要があります。
けれど1.5Lの水を一度にとってもすぐに排出されてしまうし、血液濃度が薄まってしまうのでおすすめしません!
複数回にわけて1.5L以上、夏場はそれ以上の水分を飲むように心がけましょう。


(第3問)次の中で脱水症にみられる症状はどれ?
①手足が熱くなる
②数日かけて体重が減る
③脇の下が濡れる


正解は……

……


…………


………………


……………………


…………………………


②数日かけて体重が減る です!

脱水症はその場で水分が足りなくなった! 水を飲んだ! 治った! というものではありません!
おおよそ1週間かけて症状が出ることも珍しくはないのです。
脱水症の目安として、体重の減少が1~2%見られれば軽度、3~9%で中度、10%以上で重度とされています。
体重の1~2%なんてちょっとじゃん! と思うかもしれませんが、そのまま気付かずお風呂に入ったり庭で植木の水やりなどをしているうちに、気付かないまま症状が悪化して……ということもあり得るのです。
なので水と塩分を適切にとりつつ、体重を測るのも脱水症の予防になるかもしれませんね。


気を付けすぎるくらい気を付けるのがちょうどいい

クイズはいかがでしたでしょうか?

熱中症に関しては「こんなに気をつかうなんて、心配性だなあ!」 と思うくらいがちょうどいいのです。

熱中症だって立派な病気、一生元に戻らない、後悔してもしきれない後遺症が残ることもありますので……。

環境省の熱中症環境保健マニュアルも一度目を通してみるといいかもしれません。

どうかみなさん! この暑さからまず自分の身を守ってください!!!!

無事に夏を越しましょう!!!!!!!



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