199|「どうやって”妙手”をさがすか?」というエピソード
先日、改めて池さんのnoteを読み返したら、僕はとんちんかんな紹介をしていましたね。笑
言い訳をさせてもらうと、1日1,000件もインターネットコンテンツをチェックしていると、昨日の記事が1週間くらい前のことに感じられるんですよ。
なので、週1回くらいは見直さないと、「誰が何を言っていたか?」がすぐにわからなくなります。
「対極を取り込む」
池さんは他にも、「対極を取り込む」、「他の人があまり扱わないテーマをほり下げる」、「AIの支離滅裂な生成コンテンツを成立させる」、「壊す」などの方法を挙げられていて、これはどうも、「そういったところに、人間が思いにもよらない”妙手”を隠されているかもしれない、ということなのかな?」と考え直しました。
思うにChatGPTのアルゴリズムも”妙手”と言えばそうだったのかもしれませんが、「日本でも小規模ながら実験をしていたが、あの説ではうまくいかなかった」などと報じられていましたし、まさか、大規模にしたからといって、「あの手でうまくいく」とは誰も考えていなかった、死角になっていたわけですよね。
僕のプロジェクトも、古い話ですが、反対仮説として「しりとり」(※でたらめ矢:「りんご、ごりら」など、無作為な単語にジャンプしやすい)が挙がったことがあって、「そうじゃなくって、手間をかけるんだったら、すべての手札を網羅すべき」としてスタートしたのが、今の那由他の統計です。
妙手と言えば、現在のChatGPTの流行によって、逆に死角に回ったのが、僕が勧めている「人間の個性」です。(後述)
リインカーネーション法
リインカーネーション法は、発想を一度、0から再構築する発想法です。
このとき、職業をかえると、また違ったことがみえてくるのと、一度、構築しているので、「”あのとき、こうしておけば良かった”という案を反映させやすい」という利点があります。
ただ、視点というだけだったら以前に説明した方法があるので、リインカーネーション法は、現在ではあまり活躍する機会が少なくなった発想法ではあります。
人間の個性やSeraには”分散する”という強みがある
それで、ここ数回でSeraを売り込むためにChatGPTと比較して優位な点を説明してきたんですが、「結局、どういうことなのか?」といったところが、「人間の個性には分散するという強みがある」ということです。
リンクで出している例をご覧いただくとわかると思いますが、人間の個性は「競合を避けるために個性化、分散する」という特徴があります。
逆にChatGPTは、どこまで行っても、
これらの条件から外れません。(人間がチェックしているからということもありますが、)
人間の個性には、これらの条件から外れる、逆に言えば、幅広い視野によって、付加価値を生み出せるという魅力があります。
なので、この違いがChatGPTの提言を上書きするポイントで、この時代を生きぬく鍵になると考えています。
この考えは古くから言われていたことではありますが、前述の通り、ChatGPTが流行った今だからこそ、逆に次の世代の死角、妙手になりえるかもしれません。
せっかくの良いアイデアを無駄にしないため
「なるほどな~」と思ってしまった池さんのnoteですが、たしかに僕のサービスも何らかの”抵抗”を感じられている気はします。
例えば、僕はよく「仕事以外のほぼ全ての時間を費やしている」と言っていますが、「そんなに手間がかかるのか」という受け取り方をされてしまうこともあるかもしれません。
まあ、実際は「これは」と思った読書などの後に、5分くらいP・V・Mを考える、要するに、「勉強の仕方に少し手を加える」程度のものなんですが、これを導入する(統計をとる)だけで、今までの説明してきたことができるようになるわけです。
例えば、今回の池さんのnoteも、
P(目的):せっかくの良いアイデアを無駄にしないため
V(大切なこと):抵抗を洗い出すこと
※「わからなかったら空欄でもいい」
とするだけでもいいですし、「それが回りに回って役に立つ日が来ることもある」くらいの気持ちでも導入することに意味があります。
また、僕が逆の立場だったら、「余計にお金がかかるんじゃないか?」などの心配もすると思いますが、noteのメンバーシップで提供していて、料金は月額¥500です。【開発・研究費】
慣れれば、”やりあきたゲーム”みたいなものです。笑
P(目的):妙手をみつけるため
M(大切なことを得る方法):対極を取り込む|他の人があまり扱わないテーマをほり下げる|AIの支離滅裂な生成コンテンツを成立させる|壊す
V(大切なこと):核心をつくこと
M(大切なことを得る方法):自分の知識や経験の中から法則性、共通点をみつける
PVM判定のポイント:
V(大切なこと)自体は、単純だったりありふれていることが多い。(場合によっては、「保身」などといったように卑小なことすらある)
違いが出やすいのはM(大切なことを得る方法)で、落合陽一や池さんの場合も特にそういった知識や情報に優れた違いがある。
こうしてみると、僕がよく紹介しているかズさんや池さんのnoteは、本当に学ぶことが多い贅沢(ぜいたく)なnoteだということがわかりますね。