275|ChatGPTが出した案を手直しする(トゲぬき)
大学時代に教授のものまねで、「イデア」、「ボン・サンス」、「サムライ・デカルト」を連呼していたんですが、マネしているうちに、だんだんと「滑舌が悪くて何を言っているかわからない人」にしていったら、友人らの間で好評だったんですね。
それで、あるとき、友人が、
友人「”イデア”って何だっけ?」
僕「良識?」(正解は「理念」)
友人「”ボン・サンス”って何だっけ?」
僕「理念?」(正解は「良識」)
友人「(なゆ)は、”イデア”と”ボン・サンス”がいつも逆なのと、”サムライ・デカルト”(※)は、(教授)、言ってないからw」
※デカルトは、「馬車強盗を剣で撃退したり、貴族なのに兵士として戦争に出た」などの逸話が残っていて、それを教授が「まさにデカルトは侍だったわけです」と説明していた。
「そ、そんひゃばかにゃ、、、www」
禁止ワードの指定
先日、2回にわたって、「ChatGPTによる口寄せ実験」をしてきましたが、どうもうまくやるコツに「禁止ワードの追加」があるようです。
例えば、「THA BLUE HERB編」でも、プロンプト指示の中に含まれる「反骨」を、そのままフレーズに盛り込んでしまったり(「反骨精神がある人間が自分で”反骨”などと言い出すか?」という問題)、そういった「本人だったら絶対口にしないであろう単語」が”感”(印象)を損ねているように思えるからです。
そう考えると、尾崎豊も「反抗の炎」なんて到底言いそうにありませんね。笑(ChatGPTは「ダサい言い回し」という考え方を今一つ理解していない?)
あと、なぜか何かと燃やして踊り狂いたがりますw(カラオケのイメージビデオ的?、放火魔気質)
禁止ワード:炎、燃やす、踊る
なので、そんなに手間ではありませんが、ChatGPTに回答をさせる場合、何回かはこの「トゲぬき」が必要になるのかもしれません。
ChatGPTは「Wikiっぽいど」である
ChatGPTは古いアプリに例えると、「架空のWikipedia風のライティングをしてくれる”Wikiっぽいど”」です。
精度が低いものだったら、その昔、「~~メーカー」(”椎名林檎メーカー”だったら椎名林檎っぽいことを言ってくれる)みたいなアプリがありましたが、それの高精度なWikipedia版と考えるとわかりやすいです。
気をつけなければならない点は、データの多くは”合成された架空のもの”であるということです。
なので、例えば、料理に詳しい人がChatGPTに「料理のレシピ」を考えさせると、「さもそういった料理本に書かれていそうなレシピを提案してくれるが、言っていることはめちゃくちゃ」なんていうことがよく起きてしまいます。