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きんのはばたき杯の御礼と報告

こんにちは、ささみです。
去る6月16日、ブックオフ八木店さんで「きんのはばたき杯」を開催させていただきました。定員いっぱいの48名の方に参加していただき、主催としてこの上ない喜びでした。参加者の皆様、ありがとうございました。

この記事では御礼と報告を兼ねて、予選参加者のデッキのシェア率と勝ち上がりデッキ、ベスト4以上の方のデッキリスト、自分の雑感等をまとめていきます。


予選参加者のデッキ分布

予選参加者のデッキの分布は、下の画像の通りでした。


予選デッキシェア率(円グラフ)
予選参加者のデッキシェア率(リスト)

「ナイトワンダラー」発売1週間後の大会ということで、新弾からどのようなカードが採用されているか楽しみにしていましたが、「ヨノワール」ラインと「キチキギスex」を新たに獲得した『リザードンex』がトップシェア(11名)になりました。
また、『サーナイトex』の使用者は0名となるなど、新弾発売からそれほど時間が経っていないこともあって、少し偏りのある分布になったのかなという印象を受けました。
『ディアルガVSTAR』『ルギアVSTAR』は使用者の数と比較してかなり勝っており、全環境から引き続いて、環境読みという点では今後も混沌とした状況が続いていくのかなと思っています。

決勝トーナメント進出者のデッキ分布

続いてトーナメント進出者のデッキの分布は、下の画像の通りです。(予選1、2位にはシード権が与えられ、10名がトーナメント進出となるルールで行いました。)


決勝トーナメントシェア率

『ルギアVSTAR』が3名進出する一方で、予選最大シェアだった『リザードンex』は1名しか残らない形となりました。
他のデッキはバラけており、マッチングの妙も勝敗に大きく関わってくるトーナメントとなりました。

第4位 マツさん『タケルライコex+オーガポンみどりのめんex』

タケルライコex+オーガポンみどりのめんex

第4位はマツさんの『タケルライコex+オーガポンみどりのめんex』でした。前環境で急激にシェア率を伸ばして環境に食い込み、PJCSマスター部門でも準優勝を果たしたデッキタイプで、高耐久を苦にしない青天井の打点と、たね主軸+「オーリム博士の気迫」による高速ビートが特徴のデッキです。今大会でも特徴そのままに走り切って勝つ場面が見られました。

準決勝、勝手に裏で行われていた3位決定戦では惜しくも敗れてしまいましたが、堂々のベスト4入りです。マツさん、おめでとうございます。尊敬してます。

第3位 のんあるさん『ルギアVSTAR』

ルギアVSTAR

第3位はのんあるさんの『ルギアVSTAR』でした。一般的に「チラチーノ」が入ったリストが主流となっている『ルギアVSTAR』ですが、のんあるさんのリストはかつての「白ルギア」の発展のような形で、「チラチーノ」ラインを不採用とし、代わりに多彩な用途のたねポケモンを詰め込んでいます。

なかでも一際目を引くのは「テツノイバラex」の採用でしょうか。3位決定戦では対戦相手のマツさんからこの世のものとは思えない暴言が飛び出すなど、今大会でも十二分に活躍していました。詳しい採用理由などについては、ぜひご本人のXを確認してみてください。のんあるさん、おめでとうございます。彼の主催大会「ぎんのかがやき杯」の動向も要チェックです。

準優勝 みるるさん『古代』

古代

惜しくも準優勝は、みるるさんの『古代』でした。「シークレットボックス」と「スグリ」を手に入れたことと環境への通りの良さから、前環境から再び数を増やしてきたデッキで、このデッキも「オーリム博士の気迫」を使った高速ビートに加え、非ルールを押し付けるサイドレースの優位も持ち合わせたデッキです。

決勝では少し出足が鈍くなってしまいましたが、予選含めて9回戦を戦い抜いて堂々の準優勝でした。みるるさん、おめでとうございます。彼の大会デビュー戦でチームを組んだことが遠い昔の出来事のようです。

優勝 ろじさん『パオジアンex』

パオジアンex

見事優勝に輝いたのは、ろじさんの『パオジアンex』でした。新環境で「キチキギスex」を獲得し、終盤の手札干渉への耐性を手に入れました。『タケルライコex+オーガポンみどりのめんex』が大型に対して強く出られることで環境に躍り出ましたが、『パオジアンex』も青天井火力に加えて「テツノカイナex」によるサイド複数取りなどの器用さを持ち合わせたデッキであり、シェア率としては1人だけながらも見事に王者の座に輝きました。

ろじさん、おめでとうございます。彼の登録名は「いけたら いくね」でしたが、来てもらってよかったのではないでしょうか。

大会について

およそ1年ぶりとなるきんのはばたき杯、改めてありがとうございました。前回まではBO3を採用していましたが、今回は運営が僕ひとりということもあり、コンパクトだけど満足感のある大会を目指していろいろと変更を加えました。

まず、予選全勝者にシード権を付与することとしました。これは予選全勝に価値を与えることで予選を最後まで走り切ることに意義を持たせる狙いがあります。


また、広島の自主大会では恒例となっている提供品の持ち込みとじゃんけん大会ですが、今回は運営人数の少なさからくる提供品を管理する難しさもあり、大会プレイマット1枚のみで行わせていただきました。

参加者の方に何かを持って帰ってもらえるという大きなメリットがある一方で、いただいた提供品を管理する手間やじゃんけん大会にかかる時間、手ぶらで大会に参加することに引け目を感じてしまう(=多少無理しても何かを用意しなければならないという心理的なハードルがある)など、デメリットもあります。

特に管理という面は大きく、受付が混んでしまいがちなことから運営の手を増やさざるを得ず、そうなった場合当然に運営を手伝ってくださる方への謝礼が発生することから、参加者の負担が増大する遠因にもなりかねません。

とはいえじゃんけん大会がとても盛り上がるのも事実で、運営の手が十分に足りている大会ではこれからも続いて行ってほしい文化でもあります。

この2つの点については賛否あるかと思います。ぜひフィードバックをいただけるとありがたいです。


広島はかなり自主大会が盛んで、たくさん戦いの場があるのが良い所だと感じています。オフシーズンも盛り上がっていきましょう。


では、またどこかでお会いしましょう。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ささみ

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