爆笑するNちゃんのこと
今年の3月まで働いていた保育園にNちゃんという女の子がいた。
今、ちょうど2歳かな。
Nちゃんは、私が「とんぼのめがねは・・」ととんぼになったように両手を真横に広げ、部屋中を走って最後に「ピッ!!」と立ち止まると、いつも爆笑してくれた。
普段はあまり言葉を発しないNちゃんが、私がとんぼになって走り回って止まる・・という単純で変な動くをするたび、必ず爆笑。
これが、絵に書いたように、まっすぐ立って顔を真上に向けて「アハハハハハハーーーーー」と笑ってくれるのだから、私は「とんぼのめがねは・・・」の動きを止めることができなかった。
ただ、私が「アハハハハハハーー」を聞きたいために。
3月末で私はその園を辞め、在宅ワーカーになった。慣れない仕事はミスだらけで、指摘され注意されることはあっても褒められ感謝されることはなく・・。
短い期間に何度も心が折れそうになったとき、Nちゃんの「アハハハハハハーー」が蘇ってきて私を支えてくれていた。
Nちゃんのことを思い出すたび、自分のエネルギーが変わることを感じた。ギュッと身を固くした緊張感が解け、体はほんわか柔らかく軽くなった。
Nちゃん、本当にありがとうと思う。感謝でしかない。もちろん、Nちゃんだけではなく、あのとき周りにいた子どもたちも。この数ヶ月の私を支えてくれたって思ってる。
笑顔って、やっぱりいいよね。
自分の力にもなるけど、誰かを幸せにする。
思い出の中の笑顔でも、爆笑している声でも、間違いなく笑顔は誰かの力になるんだということをしみじみ感じた。
年齢も関係ない、言葉も国籍も・・って書いていて思い出したことがあるので、それはまた次で!