Op.18 上を向いて歩こう


Donnerstag, November 1


起きてすぐにコンタクトを入れたい私は、三面鏡の片側を開いて目薬を取り出すのが毎朝の日課だ。

目薬を置いていたスペースよりひとつ上にある、いつもは視界に入らない100円ショップで買ったカップの中でひしめいているリップたち。

なぜだか無性に片したくなった私は、洗面台にすべてひっくり返したあと、その場で「コスメ 使用期限」と検索。どうやら3年らしい。怪しいものはすべてゴミ箱行きの運命。

もったいないことしちゃった、ごめんね。
そう思いながらゴミ箱へ移せば、罪悪感も少しは軽くなる。

にしても、断捨離の清々しさって別格だ。必要なものと不要なものを瞬時に判断して分別する。ペースを崩さず直感で物事を仕分けられるのは、自分でも気持ちが良い。




夜には4月からの同期との飲み会があった。会うのは内定式以来、ちょうど一ヶ月ぶりだ。

ずっと同じ環境で過ごしてきた私にとって、他所の大学生ばかりの空間は変な感覚があって空気の読み方も難しい。でも、4月から同じ部署に所属する人たちなんだし、きっと、馴染めてる。大丈夫。

人見知りもちょっとは克服できたかもね。




今年もあと二ヶ月。

ピアノと語学を第一に過ごしたい、過ごさなきゃ。怠けたことへの後悔はしたくない。




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