ビリヤードという競技のおもしろさ#7 「簡単用語解説!①」
こんばんは、水叉 直です。
突然ですが皆さんはミカンは好きですか?水叉は大好きです。
ミカン。なんて素晴らしい響きでしょうか。
美味しいしビタミンCが豊富で風邪予防、さらには老化対策までしてくれます。
皮をむく手間すら、ミカンを食すための通過儀礼に思えてきます。
コタツにミカン。またそんな年末を過ごしたいものです。
ビリヤード用語解説!
さて、それでは本題にはいります。
今回はビリヤードの用語について解説したいと思います。
ビリヤードって結構専門用語が多いんですよね、それにわかりづらい!
これまでの記事でも、ちょこちょこ説明してきたものも改めてお伝えしたいと思います。数が多いのでまずは5個いきます!
1.ラック
まずひとつめはこちらから。
最初っから何それ?と思うかもしれませんが、実はかなり大事な言葉。ビリヤードのゲームはこれから始まります。
ラックとは、ゲームを始める前に玉をきれいに並べるための枠のこと、並べた状態そのものを「ラックが組めている」と言うこともあります。
比較的ポピュラーなのが「トライアングルラック」。お客さんがいないときは、こちらに玉をむぎゅむぎゅに詰めているお店も多いです。
玉を入れて、ちょっと寄せてやればラックが組めるのでお手軽です。
ただ、よりきれいにラックを組もうと思うのであれば、「ラックシート」の方が断然オススメです。
隙間が無いほどきれいなラックと言えるのですが、「トライアングルラック」ではどうしても隙間ができてしまいます。
その点「ラックシート」は、シートに開いた穴に玉を載せていくだけでラックがきれいに組めているという優れもの、最後に爪で微調整をしてあげてください。
水叉は昔、アルバイトをしていたビリヤード場のおっちゃんと遊んでいたとき、おっちゃんと先攻後攻を決めようとしたのですが、おっちゃんはそこで私に向かって一言。
「ええから、ラック組んでや」と言いました。
公式戦などとは異なりますが、町中にあるビリヤード場では、先攻が自分でラックを組むところが多いように思います。そしてビリヤードは先攻が有利なゲーム。
おっちゃんは鮮やかに、有利な先攻を水叉に譲ってくれていたんですね。
2.ブレイクショット
お次はこちら。
ビリヤード用語の中でも比較的ポピュラーなものなので、ご存じの方も多いのではないかと思います。
こんな感じ、
先ほどご説明したラックシートやトライアングルラックを用いて、きれいに組んだラックを弾けさせます。
このときに隙間が無いラックほど力が伝わり、よく弾けてくれます。
多くの人がラックをきれいに組みたいのは、これが理由です。
水叉は自分でラックを組んで、自分でブレイクをすることが多かったですが、対戦相手のラックを組むこともあるので、きれいに組めるようになっていた方が安心ではないかと思います。
ブレイクショットの打ち方もとても奥が深く、水叉もまだ練習中ではありますが、一つ大事なこととしては
「強く突くよりは、確実に真ん中をつくことを意識してください!」
ということです。
水叉が最初の頃よくしていたミスなのですが、派手に弾けさせたいと思うあまり力強くつく。
すると、キューが手玉をしっかりと捉えてくれずに「カシュン」と音を立ててちょぼちょぼと転がっていきます。ブレイクミスです。
はじめはパワーよりも確実性を意識してください。
きちんと手玉の真ん中を捉えることができれば、きっと想像以上の威力が出るはずです。
3.バンキング
3つめはバンキング、皆さんはこの言葉だけを聞いて、何を意味するか予想できますか?
水叉は無理でした。
バンキングとは、二人のプレイヤーが同時に台に立ち、それぞれ一つの玉をつきます。
狙うのは反対側の壁、壁にあてて跳ね返ってきた玉が手前の壁に近い方が勝ち、先攻権を得ます。
言葉にしてもちょっとわかりづらい。
図にしてみるとこんな感じ、ちょっとしたミニゲームですね。
バンキングの練習をする必要はあまりないかもしれませんが、ピタッと止めることができると、とても気持ちいいです。
4.ファウル
ビリヤードにもファウル、反則はあります。
レッドカード!退場!とまではいきませんが、手番が相手に移ってしまい、さらに相手は手玉を好きな場所に置くことができます。
これは結構痛いです。
ファウルになるケースは全部で9つ、ざっと並べて説明します。
1.手玉をついたけど他の玉に当たらなかったとき。
2.スクラッチ(手玉がポケットに落ちること)をしたとき。
3.手玉や的玉がテーブルの外に出たとき。
4.体の一部(服や髪も含む)で玉を触ったとき。
5.両足が離れた状態で玉をついたとき(片足はOK)。
6.玉の下をわざとすくって飛ばしたとき。
7.一度に2回以上玉を突いたとき(2度撞き)
8.最初に当てる玉が指定されているのに、その玉に当たらなかったとき(ナインボールやエイトボールなど)
9.手玉と的玉が当たったあと、そのどちらもがクッション(壁)に当たらなかったとき(ノークッション)
こんなにもあるのかと思われましたか?
でも逆に考えればこれだけです。それもよく出るものは1や2のファウル、たまに3が出るくらいでしょうか。
他のものは注意深くプレーをしていたら頻発するようなものではありません。
やっぱりビリヤードはルールとしてはシンプルな競技のように思います。
5.セーフティ
さあ、本日のラスト「セーフティ」です。
こちらは簡単に言うと、相手に嫌がらせをするテクニックです。
例えばこんな時に使います。
”自分の手番だが、ポケット出来そうな玉が無いとき”
こんな時にはポケットすることを狙うのではなく、次の相手が打ちづらくなるような玉の配置に持っていきます。
かなり繊細な力加減が必要となるので、最初の頃は全くうまくいきませんでした。(今でも難しいです)
しかしこれをマスターすれば、相手が狙う玉を他の玉で隠してしまうこともでき、相手のファウルを誘うことができます。
相手のファウルを誘い、ゲームを有利に進める。これもひとつの戦略と言えるかもしれません。
次回!「ビリヤードでボウリング?」
本日もご閲覧いただきありがとうございました!
今回の記事を読んで、ビリヤードに少しでも興味を持っていただけましたらぜひ他の記事もご覧になってみてください。
きっと面白いと思います。
下にいくつかのリンクを貼っておきますね。
次回は一人用のビリヤードゲーム「ボウラード」についてお話します。
今年もあと3日!
皆さんは年越しそばをいつ食べる派ですか?
ぜひ教えてください。
年越しそばは、カウントダウンをしながらすすりたい水叉 直でした!
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