Kalafina語り【第一弾】
※文章は2014年12月のものですが、ある程度加筆修正しています。
Kalafina(カラフィナ)
「空(から)の境界」劇場版の主題歌から活動開始。
もともと梶浦さんの曲が好きだったのもあって、いつ知ったのかはわからないし、もう思い出せない。
「空の境界」は、たまたま書店で講談社文庫版を見つけて、吸い込まれるように購入。完全にジャケ買い。
TYPE-MOONも奈須きのこさんも、その当時は全く知らず、表紙とタイトルにただただ惹かれた。(同人版も欲しいけど、たぶん高騰してるんだろうなあ)
「Fate/stay night」は、一応名前だけは聞いたことがあったけど、内容は全く知らなかった。結局まだ観ていない。
「Fate/Zero」はなんとかリアルタイムで観た。
「stay night」もどっかで観ないと…。
いやもう、とりあえず「空の境界」は本も劇場版も曲も大好きで、たぶん計算されて作られてるとは思うけど、とりあえずそんなのどうでもいい、そんなの気にならないって思うくらいハマった。(下手に計算されてる作品は、あざとく感じてしまって萎えることがあるので…)
まあ、「空の境界」に関しては気が向いたらまた別の機会に…。
今回はKalafina楽曲について。
とりあえず全体の中でのお気に入りをリストアップ。
といってもまだ聴けていない曲もたくさんあるから、それはまたいずれ…。
--------------------
追憶 (「君の銀の庭」c/w)
serenato (「fairytale」c/w)
progressive/うつくしさ (6th single)
Magia (TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」ED)
満天 (「Fate/Zero」挿入歌/「to the beginning」c/w)
音楽 (1st album「Seventh Heaven」)
red moon (2nd album「red moon」)
destination unknown (3rd「After Eden」)
signal (4th album「Consolation」)
アレルヤ (「空の境界 — 未来福音」主題歌)
--------------------
「空の境界」主題歌は基本的にみんな好きなので、今回は省略。
…のつもりだったんだけど、「アレルヤ」は語りたくなったので入れちゃいました…。(→【第2弾】にて)
これらはもう聴いたら心を搔き乱される。
歌わずにはいられないし、いつも泣きそうになる。
好きすぎて、聴くのがつらい時もある。
【追憶】【serenato】
この2曲は、もう一発で惚れた。
どちらも聴いた瞬間、その時はもうこれしか聴けなくなった。
「追憶」を聴くまで、「serenato(セレナート)」がダントツだったんだけど、「追憶」が出て、初めて一番を選べない状態になった。
今でも選べない。
たぶん私は、こういう民謡のような、言い伝えのような、伝説の物語のような、祭りの儀式で使われるような、「巫女」のような雰囲気が好きなんだと思う。
canoueの「星謳う民」もたぶん同じ理由。
ツボが同じなんだと思う。
もうね、好きしか言えない。好きすぎてつらい。嗚咽レベルで泣く。
(→cf : canoue(カノエ)語り)
“美しい朝は 誰かを送る為にあるのだろう”
—「追憶」
“帰りたい帰れないと 嘆く鳥たちの調べ”
—「serenato」
cf : 「君の銀の庭」収録曲毎の梶浦さんのツイートまとめ - Togetterまとめ
https://togetter.com/li/596957
「追憶」「うつくしさ」は確か、梶浦さんの趣味全開で作ったんだったかな、そういう曲がもう本っ当に好き。最っ高に気持ちいい。
【progressive/うつくしさ】
梶浦さんのブログの説明がすごく良い。
(2009/9/7) kalafinaシングルのお知らせです
http://fictionjunction.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/kalafina-806e.html
もうね…もう…ダメ…泣きそうになる(/_;)
そうなんだよそうなんだよそうなんだよーっ!!
前へ進むって、そういうことなんだよおおおおおお。・゚・(ノД`)・゚・。
“ほんとの自分って何時だって ほんとの姿より奇麗な 「なりたいワタシ」の事だったよね”
—「progressive」
でもって「うつくしさ」は5分でできたとか…すごすぎる…。
確かに対処に困るだろうなあ、本当に梶浦さん全開の曲だなあ、と思った。
「Kalafinaのアルバムの鬱度ポイントが30アップした!的な感じ」はもうほんとその通りでw
でもでもでも、この世界に浸りたい…深く深く潜りたい。
なんていうか、とことんまで落ち込みたいときに必要な曲。
気分を上げるわけではない、というか、その逆で、一緒に深海まで寄り添ってくれるというか、連れて行ってくれるというか、とことん落ちるまで落としてくれるというか…なんか、どう説明したら良いのか…深層意識の底まで落ちていけるというか、そういう曲。
落ち込みたいときに、ちゃんと落ち込ませてくれる曲。
“朽ち果てて行く箱庭に 還らない種を蒔き続けて”
—「うつくしさ」
(追記 1)そういえば、歌詞の中の「目の中にいるカナリアは 歌を忘れてしまったから」は、童謡「かなりや」を意識してるんだろうか。
《歌詞一部》作詞:西條八十 / 作曲:成田為三
歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはかわいそう
(追記 2)
お気に入りのハンドメイド作家・カノセカイの鹿野さんが亡くなった時の記事にも書いたけど、私が死んだ時、この「うつくしさ」が流れるといいなと思っている。
葬式じゃなくても、もし死後の世界があるのなら、私の最期は、これらの曲に包まれたらいいな。単なる妄想だけど。
【Magia】(TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」ED)
「Magia」はラテン語で「魔法(Magic)」のこと。
実はアニメの方はそれほど思い入れは深くない(ごめんなさい…)。
前評判がすごすぎて、おおまかな内容も、何らかの形で自然に情報が入ってきちゃって、結局リアルタイムで観ていないので、あまり大きく心を搔き乱されるようなことはなかった。
でも内容自体は面白かったと思う。
あの絵柄であの内容は、確かにインパクトあるだろうし、先の展開が読めないからあれほどの反響があったんだろうと思う。
(まどマギファンの皆さん、すみません…こんな雑な書き方して…)
えーと、で、曲の方いきます。
はい、梶浦さん節満載で大好きです。
歌詞が好きすぎて、曲調も好きで、歌いたくてたまらない。
これはたぶん、“ほむら”のための曲なんだろうな。
“迷わずに行けるなら 心が砕けてもいいわ”
といいつつ、ゴメンナサイ…まだ劇場版観てないんです…orz
録画はしてあるの…でも観るタイミングが…すみません…orz
【満天】(「Fate/Zero」挿入歌/「to the beginning」c/w)
「Fate/Zero」の衛宮切嗣少年時代エピソードのエンディング。
あああああもおおおおおおおお、好きすぎる。
“穢れぬものとして降る雪の白さは
温もりを知れば消えてしまうの”
「穢れないもの」って確かにおそらく「温もり」はないんだと思う。
(月に帰っていく“かぐや姫”が、月の衣を身につけたとたんに、“穢らわしい”人としての感情をなくしたように。月の世界で罪を犯したかぐや姫は、罰として人間界に住まわされたのだという顛末)
星はただ、遠くで光っているだけで、私たち人間のちっぽけな願いなんて、本当は叶える気なんてない。
人間が勝手に願いをかけるだけで。
もし空で輝く星の光に意思があるとしたら、見届けることしかしないだろう。
人間のちっぽけな願いが、どういう結末を迎えるのか。
どういう未来を生むのか。
だけど人間はどうしても、月のない満天の星、もしくは夜を煌々と照らす満月に、なぜかひどく心を搔き乱される生き物なんだろうと思う。
“私を弔う為の 花束はいらない
心が潰えぬうちに 願いを叶えて”
--------------------
【第2弾】に続きます。
https://note.mu/mille_lapis/n/n18bf9a772aaa