映画感想文 ナード映画の傑作「Adventureland アドベンチャーワールドへようこそ」
アメリカにはNerd映画があって、ヒットが多いですね。日本も電車男とか、モテキなど、nerd系の映画が流行るようになりました。あと、大学卒業後、大学院へ進むとか、就職するとか、過渡期に実家に帰って、その間におこる出来事っていうのが案外、映画になりますね。それが合体したような映画が「Adventureland」なんですが、Social NetworkでZukerbergを演じたジェシー・アイゼンバーグがSocial Networkの前に出演した映画です。
舞台は、ピッツバーグ。大学卒業後、コロンビアの大学院に進学しようとしていたアイゼンバーグが、父の仕事が傾き、いけなくなりそうということで自分の学費をかせごうと地元でバイトを始めるのですが、しょぼい地元のAdventurelandのバイトしかなく、、そこでいろいろなひとに会うという話しです。
わたしもウィスコンシンの田舎でこのようなAdventurelandにいったことがあるのですが、本当に、昔はやっていたサーカスとか、壊れちゃうのかもというようなメリーゴーラウンドなどあり、これは旅芸人のように移動して歩くののです。郷愁をかんじる。自慢じゃないけど、このAdventurelandで象にのったわ。
話しは、この冴えない大学生のアイゼンーバーグがお金持ちの女の子、Mにあって恋をするんだけれど、なかなか、相手にしてもらえない。それには、訳があるだけれど。
ジェシーバーグは、Nerdというより、ちょっとKYな感じ。NYCにいがちのユダヤ人の典型でいかにもハーバートとかにいそうな顔立ち。だから、ま、抜擢されたと思うのですが、そんな嫌な顔じゃないし、ザッカーバーグを演じるのはちょっとかわいそうな感じはありました。ともかく、KYなんですよね。きっと。自分が浮いているとか、まったく思ってないと思うし。時代設定は87年ということで本当に、懐かしい音楽のオンパレード。
Mを演じた21歳のクリステン・スチュワートがすごく美人でびっくりしました。10代に20億稼ぐセレブ。なんともいえない美人です。トワイライトシリーズでみたときは、なんか変と思ったけど、本当に憂いと知的さと危うさと色気とはかなさがある。こういう女優がいいですね。21歳で、この色気はすごいです。色気があるのに、上品という大切なポイント。上品な色気。今後、注目ですね。
そして、Mの恋人を演じるライアン・レイノルズ。スカーレット・ヨハンソンと離婚してしまいましたが、彼女が選んだ男だけあって、見事なハンサムぶり。でも、ハンサムでも情けないというかわいそうな役をきちんと演じていて偉いわ。
アイゼンーバーグは本当にこれ以上はないというくらいあってましたね。
映画そのものもよくできていて、おもしろいです。こういう映画があるのが、アメリカ映画なんだと思う。絶対、欧州とかでは、ないかも。