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#映画感想文「マダム フローレンス」メリル・ストリープがいい。こういう映画に出るのは賛成

急にブログでPVがあがっている。なぜかなと思いつつ、 2017年公開の映画。あまり、メリル・ストリープ好きじゃないのですが、この映画は最高。

大好きな英国の映画作家 スティーブン・フリアーズの作品。彼が扱う作品は、本当にさまざま。「危険な関係」では貴族を描き、「クィーン」ではエリザべス女王のひとりの人間としての苦悩を描いた。

今回のこの映画は、音痴の金持ちのマダム フローレンスが知らずとカーネギーホールの大舞台にひっぱりだされる。自分が音痴であることは知らない彼女は、みんなからもバカにされながらも舞台に立つ。

この映画の面白さとは、舞台に立つとは、うまいとか下手とかじゃなくひとの前にたって自分を表現するという勇気なのかなと思います。
そして、一生懸命なフローレンスを愛する夫。浮気をしながら、彼女を大切にしている。
その愛情に「いいな」と思う。

実話なので、この映画の出演者たちは、その後、日の当たる人生を歩んだわけではないのですが、人生としてはとても豊かで美しいものだったと思います。

そして、こういう話を映画化するのは、やはり英国人気質のなせる技かなと思うのです。

この音痴のフローレンスを演じたメリル ストリープがやはりすごい。。
悪趣味な金持ち女。日本でいうと大屋政子みたいな感じですが、大屋政子も日本のバレエ界にとんでもない寄与をしてきた。
やはり変人なのがいいのでしょう。

そして、ヒューグラントがほんとうによかったです。