やはりライアン ゴスリング。でも、主役はブラッドリー クーパー。後ろめたいふたりの皮肉な運命と正義とはないかを考えさせる快作。プレイス ビヨンド ザ パイン
飛行機のると、公開されない優れた作品に出会うことが多い。
SQはなんと700本くらいから選べてびっくりでした。行きでみた、この「プレイス ビヨンド ザ パイン」ですが、すごくよかったです。wikiでみても、批評家レビューでは80パーセントの支持率でした。ライアン ゴスリングがブルー バレンタインのあとに出た映画のようです。
この映画は、2部構成になってます。ライアン ゴスリングは主役のようで、実は、主役はブラッドリー クーパーであります。「世界にひとつのプレイブック」でプロヂューサーとしても実力を発揮し、イケメン、性格よし、才能あり、とすべてを手にした本当に素敵な男性ですが、それにひきかえライアンは、ヒット作はないし、、イケメンだけれど、裏街道まっしぐら。そんな若き天才ライアン ゴスリングとの共演は面白いですね。ライアン ゴスリングはまだ、若いのですが、本当にたくさんの作品にでているわりに、なんだか、恵まれない感じがしてしまいます。すべてがすごい作品なのですが、ヒットしないし、無冠です。もっともUnderated されている俳優に選ばれてました。不名誉。そんなことより、彼がたたき出してきた数々の傑作のすごさが彼の俳優としてのキャリアを不屈なものにしている。
反対に、お馬鹿映画で大ヒットをとばして大スターになったブラッドリー クーパーですが、本質はライアン ゴスリングになりたい俳優のようです。
そんな願いが彼をこの映画に出演させて、見事な演技が光ってます。若い警官の役から、上院議員にまでなっていく。若いときと年をとったときを見事に演じ分けてます。
それもすごい。正義感のつよさと自分の息子がだめだめで、自分の過去と息子が交差していく。
脚本がすごい。
ストーリーは、、というと、、案外複雑で面倒ちいので、よっぱらってないときに書きます。よくできてます。そして、最初はライアン ゴスリングの色気で魅せていきます。泣き顔が似合う情けない男を演じたら、右にでるものなし。
そして、この映画でライアンは生涯の伴侶に出会い、私生活は本当に安定した素晴らしい人生。これだけ、私生活が穏やかなスターはいないのではないかと思う。