映画感想文「エヴァの告白」 Immigrant ハリウッドが愛するフランス女優 マリオン・コティアール 今回もかなりよい
2013年のアメリカ映画。ジェイムス・グレイというユダヤ系の監督が自分の祖先の話しをもとに映画した。
ま、移民の国。そして、悲惨な歴史のポーランド移民の希望の国、アメリカにきても悲惨だったという話なのですが、恋愛映画にもなっています。
ポーランドから戦争をまぬがれて妹マグダとともにアメリカにやってきたエヴァ。
入国審査でその美貌のために変な娼婦館を経営するブルーノにはめられて、入国ができなくなり、妹は病気で収監され、こまったエヴァはブルーノに頼るしかなく、彼をたよって、怪しい娼館につれてこられてしまいます。
最初は、うすうすわかって、いやがるのですが、どんどん、追いつめられて、娼婦になってしまいます。
このブルーノを演じるのがJoaquin Phoenixなんですが、このひとは演技派すぎて、ふけてみえます。まだ、40歳。
エヴァに恋をしてしまって、どうしても彼女を手にいれたいので、やったことなのですが、彼女に徹底的に拒否されてぶちぎれてしまいます。
そこに彼の従兄弟のエミールなどがでてきて、話は三角関係みたいになって、、
彼女は、はめられたとわかっても、ブルーノがかわいそうで彼のもとを去らないのですが、関係がこじれて、ブルーノはエミールを殺してしまい、その嫌疑がエヴァにかかってしまいます。
案外、悲惨。。希望はなさそうですが、、最後は。。
という感じです。
マリアン・コティアールはハリウッドから好かれていることは事実。オスカーも手にしているし、それほどたいした演技じゃなくてもすぐにノミネートされるし、若くして大成功しています。
好かれる理由はよくわかります。綺麗だし、芯が強く、そして、チャーミング。自然だし、フランス人の趣味のよさ。彼女はユダヤ人の役を演じることが多いので、ユダヤ系かと思いましたが、ブルタン人というブルゴーニュの出身ということでした。
好かれる理由は、興行成績もあるかと思います。フランスでもその商業的な成功を讃えられて表彰されていますね。
まだ、39歳なので、本当にこれからが楽しみな大好き女優です。
彼女の映画は全部観たいといつも思います。
このEvaも悲惨な運命でも、立ち向かう強さと美しさとそして儚げな感じをうまく演じていたと思います。この映画でポーリッシュも勉強して、話しているらしい。すごい努力家でそれが人気のひとつかもしれません。