映画感想文「君と歩く世界」 Lust and Blood. マリオン・コティアールが魅力的。
『君と歩く世界』は、ジャック・オーディアール監督による2012年のフランス・ベルギーの映画作品である。出演はマリオン・コティヤールとマティアス・スーナールツである。クレイグ・デイヴィッドソンによる同名の短編集を原作としている。シャチのトレーナーと恋に落ちる25歳の失業者の物語である。(wikiより)
この映画のマリオン・コティアールがとてもきれいで魅力的。
脚がなくなってしまうという悲劇。最初に彼女のきれいな脚がでてきて、印象的。大きな伏線になっている。
マリオンは、シャチのトレーナーで、事故で脚をなくしてしまう。シャチに脚をたべられてしまう。。
こわい。
事故がおこる前からひょんなことからしりあった格闘家の失業中のマティアス。息子がいるけど面倒をみない。
マリオンは事故のあと、マティアスに会う。すべてにおいて、自信がない彼女。そんな彼女と自然とセックスをするマティアス。
そんな性的な関係から、ふたりは離れない関係に発展していく。
この映画のテーマは、なんというのかな、、既成概念をなくしていくことなのでは?と思いました。
脚がないのはかわいそうと思うけど、マティアスはそんなことをあまり感じていない。彼は格闘家だから痛みとかが日常だから仕事で脚がなくなってしまうことに関して、あんまり、偏見がないというのか、かわいそうとか思っていない。
だから、脚のない彼女をおいて、普通に別の女と寝たりします。傷つくマリオン。そこでマティアスは、彼女が自分を好きだと初めて知ります。
彼は仕事も安定せず、仕事仲間からも孤立して、姉からも見放される。子供の面倒もみてくれるひとがいなくなる。そして、格闘家の仕事もどんどん切羽つまったものになります。
身体を張った危険な試合をしいられるマティアスのマネージャーを義足をつけたマリオンがひきうけることでふたりはかけがえないパートナーになっていきます。
そして、最後は人生をともに過ごすカップルとなっていきます。
非情な運命と対峙しながら、タイトな関係をきずくあげていく姿がとてもいい。
そして、マリオン コティアールがとてもきれいです。化粧せずともきれいだし、脚がきれい。
ナチュラルビューティとは、彼女のことかと思います。
原題は、Lust and Blood。ボクサーが打たれて血をながしながら、感じる鉄と血の味という意味らしいです。
ざらっとした感触のなかにみずみずしい映像と光と陰を感じる映画です。