群発頭痛と私〜高校編〜
おはようございます。
薬が効いてきたお陰か、1ヶ月弱くらい経って少し頭痛の頻度が下がってきたMillです。ただうっかり飲み忘れると仕事中に絶望するので気をつけてはいます。
群発頭痛の話、その2です。
前回の記事はこちら
Season2 高校編
県立高校の受験の時に群発期が被ってなかったことが唯一の救いでした。当時はまだ今の薬に出会っておらず、ひたすら市販薬効かない!と言っていた時期なので…。
例の如く保健室の常連になりました。寝かせてはくれませんでしたけど(寝てても治らないし別に文句はない)。
中学の保健の先生よりは優しい先生だったので、寝かせてはくれないけど行くと氷の入ったビニール袋はくれました。
氷事件
そんなこんなで氷をもらって冷たさで痛みをごまかすという日々を送っていたわけですが、授業中はできるだけ我慢していました。小心者なので目立ちたくないが故に授業中に「先生、保健室行ってきていいですか」が言えなかっただけですが。
幸い私の高校は偏差値47程度の商業高校だったので授業自体はそこまで難しくなく、頭痛で気が散ってても指されて答えられるレベルだったので我慢しつつ受けてました。
それでも耐えられない日がたまにはあり、そこで小さな事件が起こりました。
忘れもしない高3の化学の授業中。その日はたまたま化学室でなく普通の教室での授業だったんですが、前の時間からあまりに頭痛が酷かったのもあり、休み時間に氷をもらってきていたのを頭というか顔というか目のあたりに押しつけて授業を受けていました。
まあ、当たり前だけどそんな生徒がいたら先生不審に思いますよね。そのおばちゃん先生、優しそうな顔してウトウトと船を漕いでる生徒に容赦なくスリッパやチョークを投げてくる先生だったので(今やったら完全にアウト)目立ちたくない小心者の私もめでたく不審者としてロックオン。
先生「何してるの?」
私「頭痛で保健室で氷をもらったので当てています」
先生「見ればわかるけど」
私「はぁ(じゃあ聞くなよ)」
先生「あなた成績いいからって許されると思ってるでしょ?」
…はい?頭痛に成績関係なくね?というか頭痛いところに授業中断してまでする話じゃなくね?許されなくても氷が必要なんだよ!と思ったけど周りの視線が痛すぎて
私「…頭痛に成績は関係ないですが痛いものは痛いのでこのままでいいですか(精一杯)」
先生「まあいいけど」
いいのかーい!
じゃあなんで絡んだんだよ!
…みたいなことが一度だけあったので(他の科目では言われたことがない)そこからまたできるだけ我慢をするようになりました。
余談ですが、元の性格的に真面目な進学校に行くタイプなので道を踏み外したい衝動に駆られて高校を選んでしまい、ギャルこえー!ってなってたので調子に乗るなんてとんでもないと思っていた目立たずに空気のように過ごす陰キャだったのにな…
もう病院に行こう。
たまたま高校の検診で心臓の何かで引っかかり、病院に再検査に行くことになったため、循環器科で全く関係ない医師に「頭痛が激しいのでそっちの科にも行きたいんですけど」と頼みました。親に頭痛で病院に行きたいと言ってもでもたかが頭痛で…状態だったので、もうこれは親のいないところで言うしかないと思ってしまったんですね。
ちなみに循環器科でトレッドミルとかの心拍数の検査か何かもしましたが、何も異常はありませんでした。ただ走らされて疲れただけだった。笑
①脳神経外科
何回か通院してCTやらMRIやら脳波やら色々検査をしましたがなーんにも見つからない。
二次性頭痛や、頭痛起きてる時なら何かあったかもしれないけど起きてない時検査してもそりゃ何もないだろうな。
わかってはいたけど、やっぱり検査すれば何かわかるかもしれないって期待しちゃうんですよね。人生で初の脳神経外科、不発。
②神経内科
異常がなかったため次に回されたのは神経内科。検査という検査はなく、ほとんど診察室で話をする程度だったんですがはじめに出されたのがボルタレン錠。
当時は市販薬じゃなく病院の薬だから効くに違いない!と思ったけどもちろん効きませんでした。このときまだ市販薬が効く頭痛だと思われてた気がします。飲んだ市販薬全部書いて見せたのになぁ。
そして次にカフェルゴットというカフェインと酒石酸エルゴタミン製剤を処方されました。
片頭痛に効くとのことでこれも期待していたんですが…しかし私には効かなかった。最近知ったんですが、カフェルゴットはもう今は亡き薬になっていたようです。
次に処方されたのがイミグラン錠。群発頭痛の患者でイミ注は特に効くという人が多いですが、そのイミグランの錠剤のほうです。劇的な効果はなかったけど私にはカフェルゴットよりはマシという程度。
ここで神経内科の医師に「頭痛の原因が耳や鼻から来る時もあるから耳鼻科行ってきて」と言われ耳鼻科に回される。
③耳鼻科
まあ、特記することはないんですよ…。
だってもう中1から始まって高3になり頭痛6年目なのに6年間も秋口にだけ耳や鼻が原因の頭痛起きるとも考えにくくないか…?と思ったことだけ覚えてます。
ちなみに私花粉症ですが、スギ花粉で春しかならないので秋の原因が思い当たらず。1回行って花粉症の検査をして終わる。
④精神神経科
そしてストレスから来る頭痛を疑われて精神科に回されました。まさか頭痛で精神科にかかることになろうとは…。
この病院は精神神経科だけ道路を挟んだ向かい側に精神科病棟がありました。今は精神科のイメージアップのために明るく綺麗なところも多いですが、当時なのでそんな時代でもなく鉄格子が窓全部にはめられており、待合室は狭く薄暗く、私はどんよりという言葉がこれほど合う場所を他に知りません。こっち(外来)から向こう(多分病棟)に行く時、看護師さんはガラスの扉の鍵を開けさらにその向こうの鉄格子のドアも…といういかにもなところでした。
結局、頭痛でSAN値をガリガリやられていたのもあり睡眠薬でレンドルミンロヒプノール、安定剤でデパスを処方してもらい、そこで自分が眠りが浅すぎて頭痛も重なり長らくよく眠れていないことにも気づき、それはそれで助かったのですが根本的な解決になっていないという…。
厨二病で何も怪我してないのに無意味に手首に包帯巻いちゃうとかあるじゃないですか。あーいう感じの精神科に通う他人と違う私、的なのを高3にして一瞬感じたけどほんとに一瞬だったので踏み外さなくてよかったです。笑
踏み外さなくて済んだのは大体病院に朝行って2〜4時間目くらいに遅刻して学校に行くというスタイルの結果、欠課時数がなかなかのものになり我に帰ったおかげです。欠席ゼロ、欠課時数各教科3〜6みたいな。それでも皆勤賞ってなんだかなぁと思いましたけど。
結局、ズルズルとこの後も睡眠薬と安定剤のお世話になっていくだけでした。
まとめ
色々な科をたらい回されてきた高校時代でしたが、結局根本的な解決に至らず。片頭痛の薬の中に少し希望を見いだせた程度です。
高校時代といえば、私陰キャなりにコミュ障を治したいと思ってテア◯ルアカデミー(当時は目白にあった)に毎週日曜に北関東のど田舎から通ってレッスン受けていたんですが、それも今思えばよく当時薬効かないのにいろいろやれてたな…と、今だから思います。薬の効果を知ってしまった今じゃ絶対耐えられる気がしません。
大人になってからの方が痛みに対する恐怖が段違いというか、効く薬があるのに飲まないという選択肢が考えられないので当時の自分をほんとに褒めてやりたいです。笑
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