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ふたりで糸まき。 3

haruちゃんからの往復書簡2「レターセット、ハガキ、切手、付箋が好き、集めちゃう」というフレーズに何度もわかる〜!とうなずきながら読みました。

テキストのやりとりも好きだけど、手紙を送る相手の雰囲気や喜びそうなテイストを想像しながらレターセットやカードを選ぶのも楽しいし、単純にかわいいって思ったものを手元に置いておくのも好き。絵本、食べ物柄の切手も可愛くて、そんなに手紙を出す機会はないのについ買ってしまう。

文章をほわほわしたものにくるんで送り出す気持ち。このnoteもそんな気持ちで書いています。

最近買ったのは、MR.friendlyの付箋。

きっかけは、娘と筆箱の話をしていたこと。
娘は自分のミントグリーンの筆箱が大好きで、ママは小学校の頃どんな筆箱使ってた?と聞かれた。

私は小学校の低学年の頃いじめに遭っていて、二年生のときチャイムが鳴って席に戻ったら筆箱の中身が全部なくなっていたこともあって。
小学校は地獄で、全然好きな場所じゃなかったんだけど、少しずつ周囲になじめるようになった五年生の頃に友だち数人で初めて電車に乗って買い物に行って、みんなで色ちがいのMr.friendlyの筆箱を買って、それがうれしかったことを思い出して娘に話した。

そうしたら、私の小学校生活もいやなことばっかりじゃなかったなって思えた。
娘に「小学校楽しかった?」と聞かれる度に「全然好きじゃなかった。娘ちゃんが羨ましい」と答えてたけど、娘が知らないMr.friendlyをふたりで検索して、懐かしくなって付箋を買ったり、ふたりでおそろいのキーホルダーを買ったりしているうちに、大嫌いだった小学校も少しずつ楽しい思い出に書き換えられていった気がする。

作家 平野啓一郎のいう「今を変えることで過去は変えられる」というのは、こういうことも含まれるのかなと思う。
いやだったことも後からいいことの伏線回収になったり、思い出として話しているうちに幸せだったことに気づいたり、勝手にいい思い出にすり替わったり、今を幸せにすることで過去もオセロみたいにどんどんhappyに塗り替えていけたらいいのかも。

先週の木曜日、ここ数年で一番落ち込むことがあって立ち直れなくて、なかなか次のnoteが書き始められなかった。

初めて自覚する自分の"怒"という感情の置き所に迷い、その感情が全部"哀"に流れてしまって、それでも私は母親なので日常は回さなければいけなくて。
ただ落ち込んでいても仕方ないから「お線香を焚いて掃除をするといい」というのを試しにやってみた。

今回購入したのは、日本香堂の花風シリーズの白梅というお線香のミニタイプ。

香りがきつすぎず、theお線香というクセもなくて煙も少なくて、お線香に苦手意識があった私が一番抵抗なく選べたもの。ミニタイプなので、小さめの香立でも周りに灰も落ちない。お線香、思ったより広範囲に灰が落ちるみたい。初めて知ることばかり。
お線香は北か西で焚くといいというのも今回知った。

お線香を焚く習慣がなかったけど、慣れるとお寺にいるように癒されるみたいでいいらしい。ルームフレグランス(無印のヒノキ、ユーカリっぽいの)ともいい具合に調和していて、夫も娘も心地よいみたい。今度はヒノキとか別の香りも試してみようかな。
家がお寺みたいって、なんかいい。

お線香のおかげかわからないけれど、私は元気に立ち直っている。

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