二重になった話
今、私は毎週「今週は◯◯を1週間やり続ける!」という1週間何かをやってみるキャンペーンを実施している。
先週の挑戦は、「良いと思われる顔のマッサージをやりまくる」だった。
一応、ちょっとでも効果を感じられればと思い、始める前に自分の顔写真を撮影。
見るだけで落ち込む写真だったためiPhoneまでもを落としかけたが、現状を知ることは大事だ。だって、「Before」なんだから!ダメならダメなほど良いじゃないか!!!
ここで、打開したい現状を簡単に紹介したい。
まず、目について。
私は、左目が申し訳程度の奥二重、右目は、奥二重の構造を内包しているものの、むくみやすい体質によってほとんど日の目を見ることがないという事実上の一重だ。
そして団子鼻。エラ張り。太るとすぐ二重アゴ。
問題だらけのこの現状。
ラップの歌詞でも作れそうだなおい。
ちなみにニキビ等には悩んだことがなく、肌質だけはよく褒められる。肌を綺麗に保つためには、全くといっていいほど何もやっていないのに。
良質な土台でも、そこに散りばめられた各パーツがこれでは意味がないのだ。
1週間何かやり続けるチャレンジ、色々やりたいことはあれど、さすがにこの現状の打開に着手するしかなくない?いつまでこの顔をさらすのさベイベー、ということで、ありとあらゆる顔のマッサージを調べ(オタクなのでネットで調べるとなったら徹底的に調べる)、気になるものをピックアップした。我ながらこういうのマジで得意なんだなと思った。調べるところまではネ。問題はそのあとだヨ。
とまぁ冗談はこのへんでヨシコにして(何キャラ?)、やってみたマッサージを紹介させていただく。
まず、リンパの流れをよくするために、こちらにお世話になった。
やっていて気持ちがいいし、寝ている間の噛み締めもひどいので、それにもアプローチできる感じがあってよかった。ゴリゴリとやっていると、気持ち的な自分の顔のコンプレックスまでゴリゴリ根こそぎ削られていくような気がして、老廃物と一緒にこんな気持ちも地に沈んでしまえェエエエエの気持ちで渾身の力でやった。
なんか、いろんなものがすっきりした気がした……
次に、こちらの記事にあるものを全てやることにした。
顔は頭の皮や首ともつながっているため、頭皮マッサージや首を揉み鎖骨に流すなどの動作も効果的である。
この記事にあるマッサージを全ておこなうと、その全ての箇所にアプローチできる。
しかし、種類が多い……
変に凝り性なので、記事の中から選ぶのはなんか負けな気がした(何と張り合おうとしてるん?)。
スクロールしてもスクロールしても出てくるマッサージに次ぐマッサージ、マッサージの海の上で呆然としながらも一つひとつゴリゴリガリガリと丁寧にこなしていき、力尽きたように眠りについた。
明日はクレオパトラになっていますように……
ならなかった。
次に、重いまぶたと顎周りに効くマッサージとして、こちらにお世話になった。
本の中の、「二重をつくる」「エラをなくす」「二重アゴを消す」をやった。ちなみに私はKindle Unlimited会員なので、すぐに書籍が読めてありがたかった。
全てやると筋肉がしっかりほぐれる感じがして気持ちよかった。
クレオパトラになれないことに絶望しながらもまじめにやり始めて4日目…… すると、なんと!!!!!
体調を崩した(笑)(笑)※もちろん、マッサージには何の罪もない
しかし、1週間だけは続けるの執念で、ちゃんとマッサージだけは欠かさず続けた。人間、特に私のような人間には、期限は大切だ。
マッサージをトータルでやると、アニメ一本分ちょっとほどの時間がかかるので、実際にアニメ一本を見ながらやった(笑)
寝込みながらやった(泣)
すると5日目。
今度こそ衝撃の事実が舞い降りた。
二重になった。
クララは立つ。
二重はできる。
信じる者は救われる。
鏡の中に映る、綺麗な末広二重を見たとき、勝利の鐘は鳴り響いたのだ。
さすがに、体調が悪かったせいで一時的にそうなったのだと思った。
しかし、あれから1週間、いまだにそのままなのだ。
これまで一時的に二重になったときは、奥二重の線と違うところに奇妙に二重の線ができていたのだが、今回よくよく見てみると、もとあった弱い弱い奥二重の線とつながるように、二重の線ができている。
これは、マッサージの効果と言わずして何と言おうか!!!!!!!!!!!!いや何とも言えまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしまぁ、残念ながら、左目だけだ。
これまで私の瞼という厚いベールに包まれ続けた右目の奥二重の内部構造は、そう簡単には姿を現してはくれない。
全く恥ずかしがり屋なやつめ……
ということで結構な雌雄眼だが、左目だけでも二重になるとずいぶんと印象が変わるものだ……
しかし、問題だらけの荒野のほんの一箇所が改善されたにすぎないため、これからも突貫工事は続く。
最後に紹介したマッサージは、片方だけ一重の場合などはそちらの目だけやるのも良いそうで、右目を中心にぜひ続けていきたいと思う。
さらに、どこにあるのかわからない未知の鼻筋を掘り起こし、見事なまでにまん丸お月様な鼻を立て直し、横へ横へと張り出し続けるエラちゃんに遠慮してもらって、首とつながることを所望し続ける顎を退治するというエキサイティングな旅も待ち受けているため、また十分な収穫が得られた際にはここで報告させていただきたい。