バンライフをはじめて気づいたこと 私の働き方実験 #研究報告書
皆様こんにちは、みるきぃです。
書かなきゃ書かなきゃと思いながら過ごしていたら。あっという間に締め切り日になってしましました。
↑実験計画書の時も全く同じ文章を書きました。なにも成長していない私です笑
さて、「旅するクリエイターとして車で日本一周したらどのくらいの人に応援してもらえるか」というご立派なタイトルを掲げた私の実験の顛末を書き記したいと思います。
◆実験の目的と背景
コロナ以前は、長年「バンライフをしたいな~」なんていうゆるい夢を抱きながら、東京港区の広告代理店のイベント部門で営業(といっても小さい会社なので、制作や運営まで担当)をしておりました。主にインバウンド観光のプロ―ションで国内外出張に飛び回る日々。仕事は楽しいながらも、時間とお金はない。プライベートには若干の不満をためながら生きておりました。そこにこのコロナです。
会社の仕事はほとんど飛びました。今まで可能性を信じて取り組んできた仕事が全部無駄になってしまったかのような思いでした。これからコロナで世の中がどうなっていくのかわからない中、仕事のない会社にいても仕方がない。もともと少ない給料は、このコロナでさらに減った。幸い副業としてランサーズで月数万円稼げるぐらいにはなっていました。
だったらいっそう、フリーランス一本に絞って、今までやりたくてできなかった「バンライフ」という生き方をしてみよう!外に観光に行けない、外から観光に来てもらえないなら、私が日本中を旅して魅力を見つけて広めたい!と思ったのがきっかけです。
◆検証したいと思っていたこと
この実験を通して、「旅するフリーランスとしてどれだけの影響力を付けることができるのかを検証したい。」「最終的には、得意の英語を活かして、日本の魅力を世界に発信できるようになりたい」と思っていました。はい。
◆研究活動の概要
①バンライフをするための車の購入
愛犬の9歳のお誕生日翌日6/12に納車。走行距離15,800kmダイハツハイゼットクルーズ新古車を3年分割払いで購入。
②オリパラボランティア参加
7月~9月中旬まで、TOKYO2020オリンピック、パラリンピックのボランティアのため、車を愛知の地元に残し東京ホテル暮らしのため、実験を始められず。。。
オリパラボランティア活動の詳細にご興味ある方は以下をご覧ください。
③9/25~10/4 初めて車中泊で旅する和歌山旅へ
ランサーズの地域創生DXプロデューサーの合宿及びCreativeLABフェスの配信が2週連続和歌山のシモカタさん'sスタジオ(Livelooks Studio)で行われたため、「今しかない」と思い車旅を開始しました。
予定がない間の日は、白浜のアドベンチャーワールドにパンダに会いに行ったり、高野山へ行ったり、熊野古道を歩いて那智の滝を見に行ったり、お寺泊(大泰寺)したり、
子供の頃家族といった紀伊大島のキャンプ場で圧巻の星空に一人感動したりしてました。
④10/16~10/2 6関東車旅(東京、埼玉、千葉)
パラスポーツ練習会の撮影ボランティアをしたり、千葉のコワーキングのお試し泊などのお話を頂いていたので、2週間ほど関東でバンライフをしていました。特に快適だったのは埼玉のおふろカフェ
お風呂入り放題、コーヒー飲み放題、Wifi快適、PC作業快適で、予定ない日はほぼ入りびたりでお仕事してました。サウナが最高すぎて毎日整いすぎてました。
他にも奥秩父にいって、天空のおやき屋さんで素敵なおばあちゃんとの出会いがあったり、千葉県の香取神宮に行ってみたり、東京に8年も住んでいたのに、近隣県に行ってる余裕もない生活をしていたなと・・・。
⑤10/9~10/22 福岡~伊豆怒涛の無謀旅
10/11に研究員の派生団体「無駄団」のオンライン配信で私が福岡田川に突撃するということで、10/9に地元を出て10/10は広島滞在、偶然被爆者のガイドの方が声をかけてくれて、原爆ドーム一帯を2時間ぐらい丁寧にツアーしてくれました。10/11に田川に移動し、いいかねPalleteへ。ランサーズの2週間集中フリーランス合宿に参加中の方々にもお会いできました。
10/19に福岡でイベント参加の予定まで、特に何もなかったので、そのまま長崎へ。広島で原爆のお話を聞いて絶対に行っておきたいと思ったので。長崎の後は佐賀の武雄市で数日過ごし、素敵な武雄市図書館(https://takeo.city-library.jp/)でお仕事してました。
10/19に福岡県で根岸さんとシモカタさんが登壇するイベントに参加した後、10/20-21で開催された「ライフデザインキャンプ」に参加するため、福岡~伊豆の約1000kmを一晩で走りきりました。途中真夜中の1時に高速道路が通行止めで、広島の街で迷子になったり、富士川付近で10か所ぐらい事故ってて渋滞に巻き込まれたりしながら、何とか時間通りに到着。
キャンプ後は、ハマさんの物件でDIYをしているということで、飛び込みお手伝いをさせてもらい「どこにもない家」にも泊めていただきました。素敵なおもてなしありがとうございました。
一晩で1000kmはもう二度としないと誓いました。
⑥10/25-26 一泊和歌山旅
オリパラのボランティアやランサーズの地方創生DXのディレクターに選んでいただいたこと、実際にこうしてバンライフをしたことで、自分が「観光」(特に地方観光)にとても思入れがあることに気づきました。そこで、大阪観光大学が行っている「ローカルツーリズムプロデューサー養成講座」にエントリーし、無事選んでいただき、その第一回目合宿が和歌山でした。
前後で予定があったため、この時は1泊だけ。
こんな感じの私の2021年バンライフです。
約2か月で走った距離は7200kmでした。
◆結論と根拠・気づき
もともと研究としては「日本一周(47都道府県を回る)」、新たにYouTubeやInstagramなどのSNSで発信をして、影響力をつけるというのがこの実験の目的でした。
実際YouTubeやInstagramでは発信ができていません。
Twitterのフォロワー数は研究員になる前500人程度だったものが、11/30現在830人まで増えました。体系的に発信方法をいろいろ考えてツイートしていたわけでもないため、影響力を増やせたかというと、正直増やせていないという結論です。
今回の実験では「SNSで発信」という部分が全く抜け落ちてしまっていたため、測定不可という部分では実験失敗です。
ただ、「バンライフ」という看板を掲げたことで、様々な「バンライフ」をしている方、「バンライフ」に興味のある方とのつながりが増えたという実感があります。行った先で「参考にしたいから車の中を見せてほしい」と言われることもありました。「軽バンで駆けつけます」という肩書がフットワークの軽さを出してくれて、面白がってくれる人も増えたように感じます。
◆研究に関する考察・これから
オリンピック・パラリンピックがあったことで、実際のバンライフは2か月ほどできただけだったこと、オリパラ中ほとんど仕事できなかったこともあり、オリパラ後は仕事が詰まっていて、なかなかSNSの発信まで気を向けることができなかったことで、実験としては失敗という結果になってしまいました。
バンライフをすることで、仕事につながったか。と言われても答えは「No」です。現状頂いている仕事はバンライフをせずともいただいていた、今まで受けてきた仕事の継続だったり・・・むしろ車を運転する時間が増えて仕事できる時間が減り手取り収入はグンと落ち込んでおります。(ちょっと焦り気味で社福協に駆け込んだりしてます💦)
ただ、運転している時間は自分と向き合うことができ、バンライフをすることで、「自分がこれから何をやりたいのか」が見えてきた気がします。
今まで新幹線や飛行機で旅していた時は、それぞれの都市が「点」でしかなかったけれど、車で移動することでそれぞれの点が「線」でつながり、その地域にちょっとだけでも住んでみることで「面」が見えてくる気もしてきました。それができるのがバンライフの良さなのかなと、バンライフ歴2か月の若輩者が考えたりしてます。
今後はちゃんとYouTubeも始めていこうと思います。
研究員のみんなにはもちろん、会う人会う人に「YouTubeやりなよ」と言っていただける機会が増えました。それも、バンライフを始めたからこそだと思っています。
また地方創生DXディレクターやローカルツーリズムプロデューサーなどを通じて、今後日本の地方と向き合っていくことになるかと思います。軽バンで駆けつけれるフットワークの軽さと、日本を「点」ではなく「線」や「面」で考えていくことをこれからも大切にしていきたいと思います。そして、私が感じたこと、考えたこと、見ている世界をもっとたくさんの人と共有できるように、発信も頑張っていきたいと思います。
◆その他
今回の研究に参加して、何より良かった点は、研究員の仲間たちが本当に素晴らしい人たちばかりだったこと。皆さんが頑張っている姿に、焦りを感じたり、刺激をもらったり・・・
1年前に会社を辞めて独立し、地元に戻り、今年初めにはパートナーともお別れし、たった一人、相談できる相手もいなくて、不安しかなくて、その不安からとりあえず受けた業務委託の仕事で適応障害になり寝込んでいた時期もありました。
今は、たくさんの素敵な方々とつながることができて、ネガティブになっている時間がほとんどなくなりました。何より前向きな研究員の方々がいてくれたおかげだと思っています。研究が終わっても皆様とずっとつながっていたい。そう思っておりますので、今後ともシブトクつよくお付き合いの程よろしくお願いいたします。
乱文失礼いたしました。
おまけ
研究員に選ばれる前、酔った勢いでこんな研究員制度への思いをぶちまける記事も書いておりました笑
4月に参加させてもらったあたらぼFESが今年のなによりの転換点だったなと、今振り返って思う。
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