フィリピンについて考える

フィリピンは1542年に、スペイン皇太子フェリペ(のちの国王フェリペ2世)の名から、スペイン人征服者ルイ・ロペス・デ・ビリャロボスによってイスラス・フィリピナス諸島(フェリペの島々)と名づけられたことに由来する。

フィリピンの民族は、25,000~30,000年前に、本土アジアから移住してきたプレモンゴロイド民族のネグリト族(Negrito)で、次に新石器文化を持った原始マレー、次に棚田水田農耕を持った古マレー、そして紀元前500年~紀元13世紀の間に移住してきたマレー系民族と言われています。

  • タガログ族(Tagalog)

    • 名前の由来は、河の民、河岸に住む人たちという意味の「タガイロッグ(Tagailog)」から来たという説や、ボルネオ島、スマトラ島のタガル族(Tagal)から来たという説などがあります。推定人口は、フィリピン人口の約28.1%、約2,519万人でフィリピン最大民族。マレーシア、ボルネオ島サバ州にも、居住しています。

フィリピン人
 かつては、スペイン本国生まれのスペイン人と区別して、フィリピン諸島生まれのスペイン人を指して用いられた。彼らをフィリピーノあるいはクリオーリョ、そして、土着の人々をインディオといった。また、スペイン人や中国人の移住者の男性と現地の女性との間に生まれた子どもはメスティーソと呼ばれた。
 フィリピンに生まれ育った土着の人々の名称である。このような考え方は19世紀半ば以降に意識され始め現在に至っている。

タガログ語は、フィリピン言語の一つ。フィリピンのうち首都マニラを含むルソン島南部を中心に用いられている言語で、英語とともにフィリピンの公用語として採用されている。オーストロネシア語族に属する。



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