やっぱりニンフもおさえておこう
ネーレーイスの話から始めようと思っていたわけですが、これからいろんなニュンペーが出てきて、よくわからなくなりそうなので、この全体像もおさえといたほうがいいようです。
ニュンペーは 山や川、森や谷に宿り、これらを守っている下級女神(精霊)で、一般に歌と踊りを好む若くて美しい女性の姿をしているって説明されています。
ネーレーイスは第1回に出てきたように ポントスとガイアの子ネーレウスとドーリスの娘たちで、姉妹の数は50人とも、100人ともいわれている。
前回出てきたように、メリアイは、ガイアとウラーノスの子でトネリコの精である。
すでにこのようなのがでてきました。これらは、原初の神様から生まれていますが、時代が進んだ後の神様から生まれたものがいるようです。
また、出自について明確に記されていなくて、自然に存在していたようなタイプのもいるようです。ただ、これはガイアの働きで生じたと考えるべきなのでしょうけど。
では具体的にみてみましょう
オーケアニス(海や泉、地下水の女神)18 プレイオネ
オーケアノスとテーテュースの娘で、全部で3000人いる。
ティターン族の娘
海精:ネーレーイスNereis14
水精:ナーイアスNaias 9
ゼウスの娘(オーケアノスの娘)
プレイアス キュレーネー山で生まれた
アトラスとプレイオネ(オーケアニス)の7人娘
ヒュアデス キュレーネー山で生まれた
アトラスとプレイオネ(オーケアニス)の5人娘
オーケアニスのアイトラーとの間に生まれたとも
ヒュアースとボイオーティアーとの娘ともいう
ヘスペリス(黄昏の娘たち)
アトラスとへスぺロス(宵の明星)(アストライオスとエーオースの息子)の7人娘
木精:ドリュアスDryas 木それぞれに
エウリュディケー アトランティエー
山精:オレイアスOread
狩猟の女神であるアルテミスと共に山野を駆け回った
エーコー
森精:アルセイスAlseid
谷精:ナパイアーNapaea
冥精:ランパスLampas 「光」を意味する
冥界の女神ヘカテーとともに松明を掲げて照らす者達
ネルプネー
ニュシアデス
ニューサ山の精霊、5人あるいは6人、それ7人説
ヘーリデアス
ヘーリオス(太陽神)の7人の娘たちである
アマルテイア ニュムペーとされることもある。
ゼウスの育ての親である。彼女は牝の山羊とされ、クレータ島のイーデー山あるいはディクテー山の洞窟で、幼いゼウスに乳を与えて育てたとされる。
トリアイ
ゼウスの娘
パルナッソス山に住み、アポローンの養母となった。
予言者で蜜を好む。
蜜精:メリアス トネリコの木の精霊(ドリュアスじゃないの?)
クレータ島のレアーの洞窟で幼いころのゼウスの世話をしていた。
メンテー コキュートス川のニュムペー
ダプネー
テッサリアー地方の河神ペーネイオスの娘
あるいはアルカディア地方の河神ラードーンの娘
ダプネーはギリシア語で月桂樹という意味
ブリトマルティス
ミノア文明における山と狩猟の女神
クローリス
西風の神ゼピュロスに攫われて結婚し、花と春を司る女神となった。
マプサウラー 「突風」や「疾風」の意
タレイア
アプロディーテーの侍女である三美神カリスの一柱
または ゼウスとエウリュノメーの間に生まれた3人の娘の1人
雲精:ネペレー ゼウスがヘーラーに似せて象った雲から生まれた。
原精:エピメリス
キュレーネー アルカディア地方のキュレーネー山?
ゼウスの娘
ウーレーアー (再掲)
ガイアは丘に住むニムフたちに優美な社交の場となるべく 延々と続く丘陵(ウーレアー)を生み出した。
エトナ イタリアの火山の名前だけどね
アトス アトス山 - ギリシャ、テッサロニキの近くにある山
ヘリコン ヘリコン山は、ギリシャ、ヴィオティア県(古代ギリシアでいうとボイオーティアのテスピアイ地方にある山
ニソス
オリンポス(1,2)オリンポス山(ギリシャのテッサリア地方にある山。
オレイオス
パルネス
トモーロス リューディア地方のトモーロス山