語族について考える
タガログ語がオーストロネシア語族ということから、オーストラリアとの関係を調べたら、オーストラリアは、オーストラリア語族で別。オーストロネシア語族は、もともとマレー・ポリネシア語族といわれていたそうです。
オーストラリアの国名は、ラテン語で「南の地」を意味する terra australis 由来で、これはヨーロッパにおける伝説上の大陸、テラ・アウストラリス・インコグニタ(ラテン語:Terra Australis Incognita)のことを指しているそうです。
ギリシア語で東西南北は以下のように
東は oriens オリエンス、 (天体が) 昇るという意味の動詞の現在分詞です。
西 はoccidens オッチデンス、(天体が) 沈むという意味の動詞の現在分詞です。 南 meridies メリディエース これは日の真ん中ということで、正午という意味もある単語です。 ほかに auster アウステル これはオーストリアやオーストラリアに見える単語です。 北 septentriones セプテントゥリオーネス 北斗七星を意味する単語です。
インド・ヨーロッパ語族も気になることばですよね。含まれる言語の多い上位13語族は以下のようになっているようです。日本語は、日琉語族という独立した特別は言語に分類されています。
ニジェール・コンゴ語族 (1,538言語) (20.6%)
オーストロネシア語族 (1,257言語) (16.8%)
トランス・ニューギニア語族 (480言語) (6.4%)
シナ・チベット語族 (457言語) (6.1%)
インド・ヨーロッパ語族 (444言語) (5.9%)
オーストラリア語族 (378言語) (5.1%)
アフロ・アジア語族 (375言語) (5.0%)
ナイル・サハラ語族 (205言語) (2.7%)
オト・マンゲ語族 (177言語) (2.4%)
オーストロアジア語族 (169言語) (2.3%)
タイ・カダイ語族 (95言語) (1.3%)
ドラヴィダ語族 (85言語) (1.1%)
トゥピ語族 (76言語) (1.0%)
話者数の多い言語は、北京語・スペイン語・英語・ヒンディー語・アラビア語・ポルトガル語・ベンガル語・ロシア語・日本語・パンジャブ語がtop10です。
インド・ヨーロッパ語族では7言語がランクインしているのに対し、他は全て1言語のみ、もしくはTOP10の言語は含まれていない語族となっています。
ニジェール・コンゴ語族とアフロ・アジア語族は話者数が3・4位にも関わらず、1言語における話者数が少なく、1つもランクインしていません。
また、シナ・チベット語族は、話者数が10億人以上で2位にランクイン、中国語の言語ごとの人口は8億4800万人と、この語族のほとんどが中国語で占めています。
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