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決算跨ぎ 多くの失敗と後悔から得た学びと教訓

株式投資を始めてはや10年ほど。これまで無駄な失敗を沢山してきました。

もうすぐ始まる決算シーズンにおいては業績の公開により、通常以上に株価の上下が激しい為、それを狙って決算跨ぎをする人が多いかと思います。

僕は今でこそインデックス投資がメインですが、最近まで個別株がメインで決算跨ぎをし、数多くの失敗と後悔を積み上げてきました。

結論から言うと、多くの人は短期トレードにおいては決算跨ぎをするべきではありません。僕は決算跨ぎにより、かなり損をしてきました。

反省と自分への教訓も踏まえ、失敗談を述べてみたいと思います。


業績を見ず感覚で銘柄を選ぶ

投資初心者は経験がないので、周りの株の上げ下げにつられて、何となく上がりそうだと感覚で株式を買ってしまう事多いと思います。

御多分に漏れず、僕も最初は決算書を良く見ずチャートで上げている先なら大丈夫そうだといった根拠のない理由で決算跨ぎをして大失敗した経験があります。

業績のよい会社の株を買わないとダメだと、PTS(時間外取引)で暴落している絶望的な下げを見ながら反省したものです。

出し尽くしという魔物

ただし業績がいいからと言って必ず上がるわけではないのが株価の難しさ。それがよく言う「出し尽くし」という名の魔物です。

「出し尽くし」とは好業績や上方修正が出たとしても、これがピークで暫く好材料が出ないだろうと市場が思った場合、好業績とは裏腹に株価が激下がりする現象です。

好決算なのに株価が下がる理由 (777money.com)

初め経験した時、全く理解できず茫然としました。ヤフーファイナンスの掲示板を見て「出し尽くし」というコメントを見た時は意味が理解出来ませんでした。

決算前はチャートの形を良く見て、株価が最高値に無いかは気にするようになりました。上方修正だけでなく、自社株買い、配当の増配、株式分割といった、その他の好材料と共に決算発表があれば状況がガラリと変わり、多くの場合株価が上がる事が多いです。

決算跨ぎの場合は、期待通りだとヨコヨコ、もしくは下がるイメージ。「期待を超える」業績や好材料が一緒に出るかどうかが鍵ですが、これは運要素が非常に強いので一概には言えません。

場中の決算発表銘柄の怖さ

通常、決算は多くの場合15時以降に発表となります。但し一部(特に総合商社は多い)の会社は15時より前に発表します。それが場中発表です。

最近はアルゴリズムが機械的に物凄いスピードで動き、株が数分で極端に上下することが多い印象です。

これは普通の人ではあまりに早いスピードで株価が上下するのでついていけず茫然と眺めるしかないと思います。自身の経験では決算跨ぎのうち、場中に発表ある決算で上手くいった事は殆どなく、特に失敗トレードが多かったと記憶しています。

決算跨ぎはしない方がいいのか

僕は比較的ギャンブル要素が強いゲームを好む方でした。これまで数々の決算跨ぎによる失敗を重ね、結論としては普通の人は決算跨ぎの為の短期トレードは辞めた方がいいと思っています。

特に金曜日の決算跨ぎは、失敗した時に辛い思いを土日持越しとなり、せっかくの楽しい週末がブルーで後悔の気持ちで一杯となり最悪なので長期で保有前提でなければ辞めた方が賢明です。


最後に

良くも悪くも決算は会社の評価を大きく変えるきっかけとなる情報が出やすく、投資家として非常に面白く勉強になる反面、決算跨ぎにより大きく成果が出る人、どん底に落ちる人が分かれる局面です。

沢山失敗しているので分かるのですが、失敗が続くと自暴自棄になり、何とか損失を取り返そうと、より高いリスクを取りがちです。

そうなると冷静な判断が出来ないので、一度損を認め損切し、仕切り直しをするのが賢明です。口で言うのは簡単ですが、なかなか冷静な判断できないのが通常なので、僕の失敗経験が少しでも役に立てば幸いです。


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