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r がgより大きいとは何か?

前回の記事でぼくが株式投資を始めたことから損益感情が芽生えた事を書きました。

そして株式投資がきっかけで経済に興味を持つようになりました。


今回は株式投資が金融資産の増加にも力強く貢献してくれるという意味を話したいと思います。みなさんは、「r > g」という記号を見たこと、聞いたことあるでしょうか?


「r > g」はフランスの経済学者トマ・ピケティ教授の著書「21世紀の資本」という本で書かれ、世界に衝撃を与えた公式です。

「r」は資本収益率:return
「g」は経済成長率:growth

を示します。つまり資本収益率は経済成長率を上回り、金持ちはより金持ちとなることを示しています。現在の資本主義社会では誰が何と言おうと上記公式が事実であり貧富の格差は更に広がっていくことが考えられます。

2021年5月22日(金)より映画が公開予定のようなので900ページ超えの本を読むのはちょっと・・・という方は是非映画でご覧ください。

今ぼくたちが生きている資本主義経済では資本から得られる収益は経済成長よりも大きく、持つもの、持たざるもので金融資産の格差が大きく広がっていきます。

では何の資本を持てばいいのか?

この答えは株式!と言い切りたいところですが、今の年齢、生活コストにより一概には言えません。それでも株式が金融資本の大きな力になるのは以下の図を見ると歴史が証明しています。


出所:「株式投資第4版」ジェレミー・シーゲル/日経BP出版※実質トータルリターン


これは約200年前の1801年に当時の1ドルを株式、債券、金、現金にそれぞれ投資した際の200年後のトータルリターンを表しています。

株式は200年後の2001年には60万ドル、つまり60万倍!!になっているという事実。お金がお金を生むという複利の力の凄さと怖さが分かります。

今回は株式投資の持つ魅力を話してみました。


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