ホームルーム地獄を乗り切る方法3選【担任教師必見】
僕は現在中1の担任を持っています。今週のHR地獄を乗り切りました。
何とかやりきったぞ。ほんと疲れたけど、まあ楽しかったですね。
と学年打ち合わせで計画しますが、掲示物は20分もあれば終わります。
残り30分何しよう・・・?
何もやることがないと、生徒は退屈しますし、ときに暴れます。クラス開きでそんな状態を担任はつくってはいけない。
新しいクラスになったばかりで、楽しみな生徒や不安な生徒がいます。どの生徒にも”安心感と楽しさ”を提供するHRの時間にしたいものです。
この記事ではHR地獄を乗り切るための方法を3つ紹介しています。
❶「本を持っておいで」
本来HRでやるべきことが終わって、あと10分で授業終わりのチャイムが鳴るときなどに、読書をする指示を出します。
この10分の残り時間を埋めるため、また落ち着いた雰囲気にするために読書は有効です。しゃべりながら本を読む人間はいません。
学級開きに際して、クラスレクリエーションばかりするのは、集団や騒音が苦手な生徒が疲れます。また、そのような生徒にかぎって先生にしんどいことを訴えません。我慢します。
そんな生徒のためにも読書タイムを意図的にとることは大切だと考えています。
帰りのSTで「明日、作業が早めに終わって残り時間が何分か生まれると思うから本を持っておいで」と生徒にあらかじめ伝えておきましょう。
伝えても本を持ってくることを忘れてくる生徒はいるので、何冊か学級文庫を置いておきましょう。
10分という短い隙間時間でも結末まで読むことができる、”怖い話短編集”や”5分後に意外な結末”は生徒から人気がありますね。
❷ レクリエーションゲームを行う
残り時間が30分もあるときに
「チャイムが終わるまで読書しましょう。」
と言うと、生徒は嫌気がさします。(30分も本読むのかよ。)
「ゲームがしたい!遊びたい!」という生徒は多いです。元気いっぱいでエネルギーのある生徒は今後のクラス行事の中で核となることが予想されます。HRで生徒たちに楽しい時間を提供することも大切です。
担任はクラス開きにぴったりなレクリエーションを準備しておきましょう。
私自身、2日前のHRで”すごろく”をしました。同僚の先生が全担任へと準備して下さったクラスレクで、とても教室は盛り上がっていました。
すごろくの紙(A3)とサイコロを準備するだけです。駒は生徒の消しごむを使います。
このすごろくは6人1班で行います。クラス全員の前で発言するのに抵抗を感じる生徒でも、班の中では発言することができます。そういった意味でもすごろくは、学級開きにぴったりなレクリエーションだと感じました。
また他のクラスの担任の先生が、全クラス共通のレクを用意していただいたことが、学年で合わせるという意味でも大変ありがたかったです。
❸ 掲示物づくり
レクリエーションやゲームをすると生徒のテンションが上がりすぎて、収集がつかなくなる。
そんな事態もあります。ただ、シーンと30分読書をさせるのも微妙。
そういうときは掲示物づくりに時間を使いましょう。
提示物づくり中はおしゃべりOK、落ち着きながらも和気あいあいと時間を過ごせます。具体的な技を2つ紹介します。
◉学級目標をちぎり絵で。
生徒に画用紙を渡して、画用紙をちぎるように指示します。
ちぎり担当、のり付け担当、貼り付け担当というように、全員に役割を与えましょう。
◉委員係の掲示物を塗り絵で。
委員、係の掲示物づくりで塗り絵をさせます。塗り絵は時間がかかるので、時間を余すHRにもってこいの手段です。
これで、委員・係掲示物完成。すべての委員・係の掲示物を教室に張り出すと、統一感のあるきれいな掲示物になります。
通常、画用紙を渡して白紙ベースで委員・係の掲示物を書かせますが、生徒によっては掲示できないような絵(例えば下ネタやだれかを笑うような似顔絵)を描いたりする子もいます。
学級開きの時期に、極力指導するという状況を生み出さない方がいいので、生徒指導上の観点からも有効な取り組みです。
■技を盗む。
周りの担任の先生と連携してHRでどんなことをするかを事前・事後に共有することが大切だと感じました。0ベースから考える必要がなく、勤務時間削減にもつながります。
自分自身 ”同僚の先生の技を盗む”ということを心得ています。技を盗むことや、技を共有することは、 早く帰る教師術を高めるマインドです。
他のクラスの教室に行くのは楽しいです。
「こんなやり方があるんか!」
と、同僚の担任の先生の取り組みに新たな発見があるからです。
これからも盗んだ技をNOTEの記事に書いていきます。
最後に。教員の方でHRで行う良いネタがあれば、コメント欄で教えていただけたら嬉しいです!