[小説] だから尻尾を振ったんだよ。
〜 幼少期 〜
01. ボクの家族
ボクの名前はジョン。
小さな田舎町の交番がボクの家。
お父さんとお母さん、そしてちかちゃんという小さな女の子がボクの家族です。
ボクに名前をくれたのはちかちゃん。
ボクにそっくりな犬がテレビに出ていたんだって。
そいつの名前がジョンだからって、ボクにジョンって名前をつけたらしい。
ここだけの話、ちかちゃんはちょっぴりセンスがない。
でもね、お父さんやお母さん、ちかちゃんが名前を呼んでくれるととっても嬉しいんだ。
でもボクは人間の言葉を話せない。
だから尻尾を振ったんだよ。
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