時間の不思議
今日はお店が忙しかった。
増税前に買い物しないと、というみんなの焦りも感じられた
ふと留学中の自分の生活が頭に浮かんできた
みんなに平等に与えられた24時間を過ごしていたはずなのに
なぜこうも時間の感じ方が違うのかと不思議に思った
6年前、留学中の私の生活はとてもゆったりとした日々だった
時間に追われていると感じたことはなかったと思う
朝起きてみんなで朝ご飯をのんびり食べて
編み物をしたり、パズルをしたり、音楽を聴きながら
友人に会いに行ったり、ショッピングに行ったり
自分の好きなことをして過ごして、
ホストファミリーと好きなことをして過ごす
そんな毎日だった。
時間がないから急がないとなんて思うことはなくて、
充実した時間がただただ過ぎていく、そんなふうに感じていた。
大人になったからなのか、同じ人間なのに暮らす環境が違うだけなのに
自分の生活が自分の生活でないような気になる瞬間がある。
留学を経験した人に同じように感じている仲間はいるのだろうか
社会人になって独り暮らしを始めて
自分の時間なんてありあまるくらいあるはずなのに
目に見えないなにかに追われている、
そんな気分になるのはなぜなんだろう?
周りのみんながそうさせているのか
自分がただただ生き急いでいるのか、なんなんだろう
いつになればあの時のような時間を過ごせるようになるのだろうか
いつまでたっても日本にいる限りやってこないのだろうか
答えはいつどうなれば見つかるのだろうか、また同じ一日がやってくる
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