好きなものfile#2 KIRIMIちゃん
わたしは、どうやら食べ物に顔がついてる
キャラクターを好きにならずには
いられないみたいなのである。
あれは、たしか小学校3年生くらい。
お料理の写真にパンダの耳、目、鼻、口が
書かれているメモ帳を
おこづかいをためて集めていた。
中華料理、和食、パン、お団子…と
料理の種類も
メモ帳、レターセット、シール…と
アイテムも展開されてたから、
まぁまぁ人気があったのだと思う。
女の子だったら、きっと一度は通る
メモ帳の交換にもださないくらい
大事に大事に使わずにとっておいていた。
(その後、大学生くらいになってメモ用紙に
使われる切ない運命になるのだけど!)
それから、○十年。
また、わたしは出会ってしまったのだ!!
KIRIMIちゃんに。
最初は、
〝なんだこれー!
ついにサンリオも血迷ったのか!〝
って思ってた。
でも、次第に気になって気になって仕方なくて
もう切り身のはずなのに『おいしくたべてね』
ってこれからの自分の行方を悟っているし、
頭と体のアンバランス感とか
顔が中心にぎゅっと寄ってるとことか
ペンでサラリと書いたような目と口とか
Twitterみたらお布団で寝てたりするし
目が話せなくて好きになってた…
これは、わたしの遺伝子にKIRIMIちゃんが
呼び掛けてくれたとしか思えなかった。
いつか、わたしが食べ物キャラを
プロデュースするとしたら…
何にしようという夢を今日も膨らませている。