時間をかけて働いてもお金はいっぱいもらえない
バイトをしていたころ、すべては時給換算された。
時給が1000円なら、8時間働けば8000円。
たくさんシフトに入れば入るほど、もらえるお金は増えていく。
同様に、新卒で入った会社も残業代が出る会社だったから、働けば働くほど、もらえるお金は増えていった。
たぶん、みんなそれに慣れすぎてるんだと思う。
素早く仕事をすれば早く帰れるけど、のんびり仕事をすれば、それはそれでお金がもらえる。
じゃあ、いっか、なんてマイペースに仕事を片付ける。
でもわたしは、ライティングの仕事を外部からもらって初めて、それが真逆なことに気付いた。
ちがう、短い時間で働いたほうがお金がたくさんもらえるんだ。
たとえば、1本5000円の案件をもらったとする。のんびりたっぷりひと休みしながら5時間かけて書けば、時給は1000円になり、あまりいい仕事とはいえない。
でも、ものすごく集中して1時間で書き上げれば、時給は5000円になり、それを5本こなせば同じ5時間でも25000円稼ぐことができる。
**
のんびりやることは、一見ラクかもしれない。でも、本当は素早く動いたほうがラクなのだ。**
効率化、効率化、といろんなビジネス書で謳われているのは、結果的にそれが1番自分にとってプラスになることだからだったのだ。
お金があれば、大抵のものは買えると思う。正直、夢だって買えちゃうこともある。
でも、どんなにお金を出しても買えないもの。取り戻せないもの。
それは、時間だと思っている。
作業を効率化し、短時間でお金を生み出すことのもうひとつのメリットは、自由な時間が増えることなのである。
人生の満足度は何で決まるのだろう、と思ったら、たぶん時間の使い方が大半を占めている気がする。
作業が趣味のような人もいると思うけれど、短い時間で効率よく働いて、効率よく稼いで、あとは自分のための時間を生み出す。
それが今、私たちができる、もっとも簡単な幸福度の上げ方な気がする。
時間をかけて作業をするのをやめよう。