ライター→ディレクターとして動かねばならなくなったので、大事なことをメモしておく
実はわたし、1年半だけ広告代理店でディレクターをしていた過去があるのですが、それももう6年前ぐらいの話なので、当時掴んだはずのディレクター感覚がすっぽ抜けちゃってることに気づきました。っていうかそれ以来ディレクションとかしてないですしおすし。
ところが最近メディアをお手伝いすることになって、「こりゃ〜ひとりじゃ回らんわ!」とチーム化を迫られ、小さなチームを作って一緒に仕事を進めるにあたって、この「ディレクター感覚」を思い出すことになっております。
ごめん、改めて書いたら至極当たり前のことしか言ってないんだけど、備忘録のために残しておきます!!
1.とにかくボールを持たない
自分でボールを持っている限り何も進まないので、何か聞かれたらすぐ返す、すぐチェックするなどの即対応が求められるよ。
即対応って大変なんだけど、これをやらないと「自分が動けないあいだに誰かが動いてくれる」というチーム化最大のメリットが享受できないので徹底しなければならないですね。10分程度でレスできるものはすぐレス!
2.締切をきちんと切ってあげる
これは自分もそうなんだけど、締切を切られないと永遠に着手しないのが人間なので、こちらで余裕のあるスケジュールを組んで、「いつまでにやってほしい」と言わないといけない(あれ至極当たり前のことを言っている!)。
「なんか適当にやっといて〜」と言いそうになるけど、多分わたしはそれを言われても適当にやれないので、ちゃんと区切る。もうめっちゃ基本の基本ですわ。しばらく締切を切られる側だったから忘れてた。
で、締切を切るにあたって、無茶なスケジュールにならないようにクライアントに交渉するのも必要。さすがに執筆と並行しつつ企画出しをするのは3日ではできないので、最低でも1週間ぐらいはいただくようにしている。ホワイトな環境を作るのもディレクターのお仕事です。
3.ルール化をしてまとめる
細かいけれど、ファイルの名前の付け方とか、依頼の際のテンプレートとかを最初にちゃんと決めておかないと、こちらで全部手直しをするという工数が発生してしまいます。
実際にファイル名とか、良かれと思って付けてくれたものではあるけれど、クライアントに提出するときにバラバラとしていると「どゆこと?」となってしまうので、統一しておかねばならぬ。
あと、原稿のやり取りもスレッドを立ててやらないとバラバラしちゃうので、初稿提出の際にライターさんにスレ立てをしてもらうなどのルールが必要ですね。で、ルール作ったらnotionとかにまとめて書いておいて、新しくメンバーが増えたときに共有できるようにしておく。
あまりルールが多すぎても混乱しちゃうので、難しいところではあるけどテンプレ化できるものはテンプレ化をどんどん進めるのだ!
4.ちゃんとフィードバックをしてあげる
その人がチームにジョインしてくれる意味を考えたとき、金銭以外の恩送りがしたいと思うし、フィードバックをすることで精度の高いアウトプットをしてもらえると感じています。「ありがとうございました!」だけではなく、良かった点と改善点を明確にしてあげたい。
一応わたしもライターの端くれなので、受け取るだけで終わりにしたくないです。みんなをもっといいライターに育てたいんや!
5.チームとして最低限の結束力を高める
ありがたいことに、メンバー自ら「こうしたほうがいいんじゃないですか?」と提案してくれる状態なんだけど、それはワンチームだと思ってくれているからだと思うんですよ。(嬉しい)
別に個人でバラバラと依頼してもいいわけなんだけど、チームとして動くというのがすごく大事だと思っていて。だから、ノウハウを独り占めするよりも、「こうしたら良かった!」をみんなで共有できる状態を作りたいし、みんなでいいものを作っていきたい。
そのために、もしも業務上共有することがなかったとしても、最低でも月に1度は30分程度の定例を開いて顔を合わせたい。何だかんだ定例が開かれれば、「これを話そうかな」「これを質問したいな」ということも生まれるはずだし、テキスト以外でコミュニケーションを取ることで信頼関係が生まれると思うから。
思えば代理店のころも、資料は用意しつつも制作指示を出すときはオリエンを設定して顔を突き合わせて説明してたんよな。あれは齟齬なく進めるという意味でも、信頼関係を築くという意味でも必要なものだったと今なら思えるよ。
なんかまだありそう
今のところこんな感じだな〜。まだチームを作って1ヶ月なので改善点はいろいろありそうです。とりあえず不慣れな私(昔やってたはずなのに)をメンバーがすごいサポートしてくれていて感謝でしかない。
ディレクターと言えど別に立場が上だとも思っていないので、みんなで協力していいチームを作り、いい仕事ができたらいいな!