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「1ヶ月まるっと休む」が可能な世界へ行ってみようと思う

わたしが新卒で入社した会社では、「10年勤続すると2ヶ月休める」という制度があった。

休暇を使って海外へと飛び立った先輩から送られてくる写真を眺めて羨みつつ、「わたしは10年も勤続できるかしら」と思ったものだ。

実際、その会社は1年半で辞めてしまい、その後の転職先も毎日超絶ハードだったので、そんな制度のことはしばらく忘れていた。

思い出したのは、ここ最近のことだ。友人が海外で日銭をポーカーで稼ぎながら、残りの時間はほとんど読書に充てている、という話を聞いて、「悠々自適でいいなぁ」と言ったら、「やればいいじゃん」といともあっさりと言われた。

「だって、できるでしょ?」と。

そこで、ハッとした。「本当だ、やればできる」と。

2022年でわたしはフリーランス4年目となる。

これまで取材を中心に仕事をしてきたけれど、最近ではオンライン取材も多いし、現地に足を運ぶことも少なくなったので、神奈川にある実家に住んでいてもなんら支障のない暮らしを送っている。

でも、なぜか独立してからわたしの毎日はずっと忙しない。「のたれ死ぬのではないか」という恐怖と「成長しなくては」という焦りからいつも比較的ギリギリまで仕事を詰め込んできた。

仕事を断ったこともほとんどないと思う。「自分にできることがあるのなら」と飛びつく様は駆け出しフリーランスとしては正解だったはず。

でも今はフリーランス4年目だ。少しずつ仕事にも余裕が生まれ、最近ではオフの日を多めに作ることもあるし、ホテルを転々としながら仕事をすることもある。

「1ヶ月、まるっと休んでみたらどうなるんだろう」

具体的に考えてみるけど、1ヶ月のあいだ収入が減るだけで、特に大きな問題がないことに気づいてしまった。

こんなことに今さら気づくなんて、さすがは安定志向といったところだけど、気づいたからにはやってみたい。2022年、新しくチャレンジしてみたいことは、「何もしない1ヶ月をつくること」にしよう。

今まで行こうと思っていたけど行けていなかった場所に旅したり、読みたかったけれど読めていなかった本を読んだり、会いたかったけれど会えていなかった人に会ったりしたい。

書き出してみると至極当たり前のような心地がする。やりたきゃやればいいのに、なぜかストッパーをかけてきたさまざまなことがたくさんあったみたいだ。

休むことで、何が生まれるのか、今からちょっとワクワクしている。

#新年書くチャレンジ やってます

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このnoteもそのテーマのうちのひとつ。2022年の所信表明をしてみたい方、ぜひ参加してみてください!



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