パンデミック中その最も人出の無かった頃の事でした、(あの遠すぎた橋の)カンチャナブリ近くでこのY30セダンを見つけて購入。整備+プチレストアしながら乗っていたこのセドリック、ここ一年半位の間に北は現在ベースであるノンカイ、東はラヨーン、南はプーケットなどヘ数回往復などの陸路の旅をする機会に恵まれた。イサーンのノンカイ対プーケット間の゙ひと往復は約2800km。この期間に刻んだ走行距離は約15000km。この車両の距離計は現在約285000kmに達しているがエンジンは2機目(トヨタの2JZ ge=NAが載っている + アイシンの4AT) に積み替えてあったものであり、ある程度の整備終了後は非常に快調。下記はその様に旅して見られたタイの道路の表情をスナップしたもの他となります。
タイはクルマ社会:
タイはかなり国土が広い。全国的に一応鉄道は行っているが、その線路と駅の位置が最も人間の活動するようなエリアに日本みたいに重なり合っているような便利な構成にはなってはいない。確かにタイの鉄道での移動は金銭的に相当安くつく。しかしコネクションが相当不便。その旅にはタイミング的なアレンジをかなり要する(=駅についたらtuktukでホテルに行き次の日バスステーションヘ行き何時のバスで何々町ヘ・それからサムローでまた15km 等々)。そういう所に新幹線なんて作る意味があるとはちょっと考えられない。たとえバンコクから地方都市にどれだけ早くついても、その先必ず何らかのクルマでその多くは広い田舎地帯である。そこを旅する時間が相当長い。そういう意味でも庶民はかなり経済的に頑張ってクルマを取得している。タイ唯一の一極集中都市バンコクで働く多くの田舎出身舎達にとってはクルマを持つことで故郷を訪ねるためなどの便利性が飛躍的に改善される。また田舎の方に多く相当傷んだクルマ達も存在するが車検にも通されて実働しているものが多く見られる。その中には、日本では絶滅してしまったような不人気車達(マツダランテイス、日産RZ1クーペとか日本にはもうないでしょうか)なども見られる。対するJDMの人気車種はもう別の世界に存在している。以前住んでいた所近くの高価格車デイーラーにあったフェラーリ、ベンツは駆逐されてそれら人気JDM車がショールームを占拠している‥
年に何回かある連休には多くの自家用のクルマ達が道路に出てきて限られた時間内にいっぺんに移動する。いくら時間にルーズなタイ人とても1日以上2日とか仕事に遅れるわけには行かない。日本の盆と正月と同じくそういう時が最も事故のリスクが高くなる。そんな傾向なので、可能な限りそういった休日をはずし、できるだけのんびり行ける道をいつも辿っている。そういう感じが旧型車の旅にはあっている感じだ。いつも故障の予防整備には気をつかって来た所だが、道路上でこのクルマが止まった事は一回も起きていない。ライトのたま切れ等のマイナーな事がたまに起きた程度に収まっている。(終) continues…maybe