♯3 新メンバー加入の巻
みなさんおはようございます。
とうとう私にも後輩ができることになりました!
どうして先に入っただけで、たいして仕事もできないくせに、後輩とかすぐ思うのか謎ですよね。
若い人はこういう考えのかた多いのでは?
ほんとこれ間違ってますから、気をつけくださいね。
1月の下旬に、上司の方に「今日面接があるから」と言われてまして、
どんな人が来るのかなと気になってました。
15:00になったとき1人若い男性が来たので、
「面接の人だ」とお出迎えにいったら、迷彩柄のパーカーを着て、ニット帽を深々とかぶっていたので、 「ああ、違う人だな」と思い、「どちら様ですか?」と聞いたら、
「今日面接をお願いしてる山崎です。」
は?
こんな格好で?
すげーバカなやつもいるもんだな。
それから面接が始まったのですが、私は
「この面接意味あるのかな?」
こんなふざけた格好で受かるわけがないだろ! 時間の無駄だと
天才料理人の後輩としてはありえんぞ。
普通そう思いませんかね?
面接が終わって上司から、
「来週から働いてもらうことになったからよろしく」
嘘だろ
そんなことあんの?
ほんとビックリしたのを覚えてます。
そして1番ビックリしてるのは、そんな山崎さんは唯一このお店で知り合った人のなかで今でもお付き合いがあるかたなんですよね。
今は鳥取県のほうで生活しているのですが、たまに東京な来た時は食事なんかしてるんですけど。
ほんとにありがたいことです。
山崎さんは東京に来て美容師として働いていたそうですが、料理がやりたくて半年ほどまえに転職したそうですが、その店が閉店してしまい就活していたそうです。
歳も私の2つぐらい上なのでいろんな意味でもはや先輩でしたね。
しかも山崎さんは、フランス料理のゴールデンコースを歩まずいきなり前菜のセクションに抜擢されたのです。
そのときは純粋な気持ちでずるいと思ったのをおぼえます。
うらやましいの一言ですね。
ただね
目の前の仕事を全力で取り組んでいるやつに、そんなくだらない悩みなんてないはずなんでよ。
人がどうとかどうでもいいんですよ。
わかりますよね。
当時の私にはそういうのがほとんどありませんでした。
残念です。
本当に残念です。
そしてそんな器の小さい私にたたみかけるように、もう1人新メンバーがくるわけです。
その方は岡さんです。
岡さんはかなりの経験者なので、完全なる先輩でした。
結局私が1番下のままであったわけです。
そもそも仕事がろくにできないので、先輩とか後輩とかほんとにどうでもいいことなんですけど、当時の私はそんなくだらない思考にとらわれていました。
これは誰か注意してあげてほしいです。
そんなこんなでスタッフなんですけど、
私が入ってから、1人辞めて2人入ったわけですよね。
その後もう1人の方もフランスに修行に行くので退社されたので、プラスマイナスゼロ。
ですがアルバイトの方が辞められたので、社員だけになり、さらにもう1人辞めてしまいました。
がその後もう人を入れないとのことでした。
入社したときから2人減ってます。
これが適正人数とのことです。
私が入ったときは、9人もいたのに今は7人しかいないのです。
これが正直きつかった。
どういうことかというと、そもそも私は1人分の仕事をこなしてなかったわけなんですよ、あたり前なんですが。
正確には本来の仕事量になっただけなんですけど、これがしんどい。
ぬるま湯に、浸かっていたのにそんなことにすら気づいてなかったわけです。
だんだんバカな私でも気付き始めてきます。
私が思ってより楽だと思っていたのは、最初だから甘やかされていたのだと。
マズいです。
入社して、半年ぐらいから余裕が無くなり始めました。
休みは週に1度の日曜日のみ。
出社時間も10時だった頃が懐かしいです。
8時30分には出社して、遅い時は23時45分まで勤務。
片道80分の通勤だと、家にいる時間は7時間未満。
仕事中ほめられることはありませんが、よく怒られます。
朝の営業準備に、デザート制作。
高速ランチ営業後に、洗い物。
パンを買いに行ったり、トイレ掃除。
とにかく時間が足りないんです。
生まれて初めて1日が24時間じゃ足りないんです。
社会人の初年度はどの業種も大変だとは思いますが、飲食業界はなかなかだと思います。
一年目の能力にたいして多くをすごい求めてられるので。
お店にもよりますが、そもそもスタッフを過剰抱えることが私の働いたお店ではありませんでした。
なので新人にもある程度働いてもらわないと困るわけなんです。
このときは限界だとほんとに思ってました。
ちなみに今思うとたいした仕事量ではなかったと思いますが。
まだまだ地獄は始まっていませんでした。
次回は初めての「バックレ」です
ありがとうございました。
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