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#7 学園祭レストラン!!

2023年2月4日
学園祭のレストラン営業当日です。
生まれて初めてのレストランをディレクションする立場からの営業はなんとも言えない感情でした。

たかが学園祭と考える方もいらっしゃるかも知れません。
しかし食事を提供してお金をいただくということは、プロの仕事だと私は考えています。

学生にもこの考えはしっかりとお伝えしました。
学園祭だからとか、学生だからとかではなくて、きちんとプロとしての評価をしてもらうつもりで望んでほしいと。

なるべく全員に参加してもらうと決めていたので、ポジションもある程度流動的にしました。
例えばスープを温めて味を整える人を固定して全6回のサービスを行えばミスの確率は下がります。ですが1人にしかこの機会を与えることが出来ません。なので毎回ポジションを変えてなるべくたくさんの生徒に最前線に立ってもらえるようにしました。

特に温かい料理はその場で加熱して味を整えなければいけないので、調理する人間の技量が仕上がりにかなり影響します。
ソースや肉を焼いたりする仕事が花形である要因はそういった理由です。

わずか5日間でこのような技術が身につくかといえば無理だと思います。
正直一番悩みました。
ある程度信頼できる学生もいたので、彼らに固定すればいいものがスムーズに出せることはわかっていたので。

アフリカの諺で
「早く行きたければ1人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
岸田首相も演説でおっしゃっておりました。

中には今回の内容ややり方が物足りなかった子もいると思います。
ですが全員でやったということが大事で、皆で行う学園祭のレストランが定着してほしいという思いもあります。その方が学園祭らしくて素敵だと私は思います。

11時00分になり最初のお客様が来店されました。
滞在時間はわずか70分。12時20分には次のお客様が来店されます。最初のお客様には12時10分には退店してもらい10分間で次のサービスの準備をしなければいけません。
来店していただき最初にオープニングムービーを5分流します。なので料理を提供するのは11時05分からになり、アミューズ、前菜、スープ、メイン、デザートを出して、食後にアンケートを書いてもらう時間も必要なので、最後にお茶とフィナンシェをだす時間は遅くても12時00分といったタイムスケジュールです。非常にタイトだと思います。

もちろんよっぽどのことが無いかぎり手を出すつもりはありません。

緊張しました。

1番最初のサービスがおそらく最大の山場だと予想しておりました。

私が見ていたかぎり特に大きな問題もなくできていたのでは無いかと。

その後も順調にサービスをこなして行きます。

だんだん学生も経験を重ねて最後の6回目のサービスはとても良い内容でした。

私個人としてはとても良い学園祭になったと。
もちろん改善点や反省点はありますが、現時点でのベターが実現したと思ってます。

様々な方のお力や支えがあっての事です。
本当に感謝しかありません。

そして何より今回の主役である学生達の頑張りには頭が下がります。特に私が気になる箇所はありませんでした!


いろいろ思うところもあったとは思いますが、文句も言わずに取り組んでくれたことはありがたいことです。

ひとつ大きな反省としては、メニュー作成から学生と一緒にやれば良かったと。

時間もなくてむずかしかったのですが、メニュー作成もやらせるべきでしたね。

毎日5時に起きて24時迄働きとても大変でしたが、最後にとてもいい景色を見ることができました。

ひとつの事に熱狂して取り組む事の楽しさを感じてもらえた学生もいたようで良かったです。

まさかのオファーから1年後にとても良い経験を積むことができました。

自分が思い描いていた講師とはだいぶかけ離れてしまいましたが、それなりの成果も出せたと自負したおります。

まだまだ未熟ですががんばって先生をやっていけたらと思います!

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