デザイン学生の2年間は、新たな生き方をつくった2年間だった
新卒入社2.5ヶ月目のまるくです。
デザイナーとして働く毎日は、あっという間。
新卒で働くのは人生で2度目。だが、1社目の自分とは比較にならないくらい生活が充実している気がする。
それはなぜか?
成長真っ只中の会社で、新しいことにどんどんチャレンジできる、というのもあるが変わったのはそこだけではない。
3月までのデザイン学生の期間で、自分の生き方?価値観?が大きく変わったんだ。
2年間で変わったこと
一番大きな変化、それは 自分の「好き」や「美しい」にめちゃくちゃ向き合うようになったこと。
元々。いや、今も私はとっても普通な人。
感受性は強い方ではあったが、みんなが良いとするものを良いんだろうな〜くらいに思い、
「綺麗」と感じても、その感情にフォーカスすることもなかった。
そんな私がデザインの学校に入った。
デザイン学生だった2年間は、自分の好きや興味を知ることから始まった。
初めはそれすらわかっておらず、向いてない…と下を向くこともしばしば。
でも学校には一人の仙人がいた。
還暦近くのおじいちゃん先生。でも、先生というのもなんかちがう。人生の大先輩?何か違う。色んな意味で次元が違いすぎる。
だから仙人。
『あなたはきれ〜〜いなものが好きだね』
ある日仙人からそう言われた。
「え、そうなんですかね?」
馬鹿みたいな反応をしてしまった私だったが、
気づかぬ間に、だんだんと、自分の「好き」や「綺麗」にフォーカスをするようになっていた。
仙人はよく「これ良いよな〜〜〜」と感動をしている。
一片の紙切れさえにも。
「仙人の良いの基準ってなんなんですか?」
に対する私の問いに、仙人は
『言葉にできなくても、なんか良いと思うもの』
と答えてくれた。
衝撃だった。
良いには基準があると思っていた。
世間一般が言う良いに外れたら
「センスが悪い」にあたると思っていた。
自分なりの「良い」をたくさん知って、見て触れて。
それだけで人生は豊かなんじゃないか?
そんなことを考えながら今はデザイナーとして働いている。
デザイナーとして、なら上記で行ったことは的外れだと思う。
でも、一人の人として、
自分の感受性に向き合う、この繊細な部分を大切にして生きていきたい。
その部分を磨き、大切に守るためにも、
意識的に「良い」ものに触れて、自分の心を潤していきたいと思う。