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ティラノゲームフェス2020をじっくりと振り返る

2020年10月3日から開催された、ティラノゲームフェス2020(TGF2020)が2021年3月6日の結果発表をもって無事、閉幕しました。

グランプリはこの作品!!

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Vtuberを題材として、実況からユーザーを取り込み最も話題となったこの作品がグランプリに輝きました!

おめでとうございます!!

このゲームを通して、フリーノベルゲームに触れる機会を得たという人は少なくはないはずです。
未プレイの方は是非プレイしてくださいね!


凄い盛り上がった

545作品が参加でコメントが1万以上って凄いですよね。

また、ノベコレ外でもフェス作品を中心に感想を上げている方が複数名いらっしゃいました。

個人的にもフェスを盛り上げられるように今年は頑張ったつもりです。無理のない範囲でですが。
それらのツイートに対してリツイートや反応をしてご協力してくださった方々、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

今、この作品がアツい!みたいな流れ

TL上で話題になり、一定の期間にその作品の感想が集中するといった流れを結構見ました。

勿論545作品もあるため、全ての作品が平等に……とはいかないのですが、積極的に全作品をプレイしようとしている猛者たちが、その中でも特に推奨してくる作品はやはりその流れの来る傾向が強かったなと言った印象です。

「フェスに参加しても他の作者とコミュニケーションする時間がないので相手にされないか不安」と言った声を少なからず耳にするのですが、こちらに関してはあまり気にしなくて良いと思います。
むしろ積極的に埋もれている作品を掘り起こそうとするスタンスの方もいます。私も序盤はなるべく感想のついていない作品を探して、気になっていた作品と半々くらいの割合でプレイしていました。

実際にTwitter上でフェスに関してまったく発信を行っていない制作者の作品でも、面白い作品は何回も推されていました。
当たり前ですよね。作者を推しているわけではなく、作品を推しているわけですから。

スポンサー賞について

私がスポンサー賞を贈った作品がこちらになります。

以下は「ベストスタッフロール賞」として贈呈したコメントとなります。

私がこの度のフェスでプレイした全作品の中で最も印象に残ったエンディングが「怒ると死にます。」でした。
タイトル画面表示から1秒以内に笑いを取ってくるギャグセンスの高さや、登場人物の魅力、声優の演技力、逃げる選択肢のインパクトなどどれを取っても一級品の本作ですが、それらの余韻を膨らませる大変見事なスタッフロールと、その後タイトル画面へ戻る演出が素晴らしかったです。

「家に帰るまでが遠足」とよく言われるように、「タイトル画面に戻るまでがノベルゲーム」という言葉を浸透させたいくらいです。浸透しろ!
作品をプレイした後の余韻というものは能動的に感じれるのですが、受動的に感じさせるタイミングはスタッフロールだと個人的には思っています。

スタッフロール作りは正直(私の中の世界では)面倒な部類の工程ではありますが、それと同時にそのゲームを締めくくる最後の演出とも成り得ます。
作品を完成させる上で、最後にスタッフロールを作る余力が残らなかった、気が回らなかったという状況も多いかと思いますが、そこは流石、何作品も世に放っているサークル様だと感じました。

最後にもう一度言います。「タイトル画面に戻るまでがノベルゲーム」です。
まさにゲームの始まりから終わりまで、非常に満足度の高い作品でした。

前回の「恋愛脳の私がお勧めするティラノゲームフェス2020参加作品10選 」記事で、この作品が出てこなかったことに違和感を覚えたねこのフリークの方は鋭い!
幼なじみがメインヒロイン、ロリっ子、クーデレ、銀髪、お前それドストライクじゃん? と、思ったことでしょう。
そう、それはこの記事で別に紹介したかったからなんですよ。

スポンサー賞は幼なじみゲーとして贈ったわけではなく、賞の名前通りエンディングで流れるスタッフロールが特に素晴らしかったからという選出理由となります。勿論、作品全体の完成度とシナリオあってのスタッフロールですので、スタッフロールだけがよかった作品というわけではありませんよ。

この作品をプレイした方なら、スタッフロールがどんなものだったか覚えてるんじゃないですかね?

スタッフロールについて言いたいことは賞のコメント内で大体言っているのですが、私の中ではスタッフロールもエンディングの一部と捉えるくらいにはウェイトを置いているんですよね。

これはあくまで私の感性なのですが、フェス中にプレイさせてもらった大作の中でも、スタッフロールがあっさり終わってしまったり、そもそもなかったりする作品があったりで、ものすごく勿体ないと感じました。

「タイトル画面に戻るまでがノベルゲーム」

今日は是非この言葉を覚えてください。特に、2021年のティラノフェスに参加予定の方は是非!少なくても私がプレイした際に私が得します。

ちなみに、この賞を贈ろうと思っていた伏線は既に10月下旬には呟いていたりします。

この時点ではまだまだ別の視点でのスポンサー賞も考えていた段階ではあったんですけどね。


それと、スポンサー賞について私は下記のルールで選定しました。

はい、という事でTwitter上やバーチャルフェスなどで何度もやり取りしている方の作品は選外となります。(境界線は結構曖昧ではありますが)

実はこのポリシーがなければ選定を悩む作品が何作品かあったのですが、結構スパッと決めることができました。

フェス参加外の作品で

ちなみに、今年のフェス参加外の作品で、私がフェス中にプレイしたスタッフロールが特に素晴らしかった作品を紹介させてください。

そう、コレ! こういうスタッフロールマジで最高なんだよ!

ってなった作品です。ちなみにこの作品の続編が今年のフェス参加作品で、こちらも素晴らしいスタッフロールだったのですが、制作者の方とバーチャルフェスで何度か交流させて頂いてたので残念ながら選外です。

どういうスタッフロールかはここでは説明しませんが、是非プレイして最後まで見てください。

スポンサー賞や前回紹介した記事以外でお勧めしたい作品

下記は私が書いた感想からの引用です。

いや、本当に面白かったですね…。読後のテンションちょっとおかしくなるくらいには。

ちょっとおかしくなるくらい面白かったです。改めてコメントを見返してみみると、ほぼ面白かったとしか言えていない自分の語彙力のなさに絶望してしまうんですが、本当に面白かったんです。語彙力が来い。

それだけ面白かったらなんで前記事の10選に入れなかったの?って聞かれるとなんでだろうね?

多分シナリオの構成力が素晴らしくて、その印象が強すぎるがゆえに恋愛物としては逆に頭に浮かんでこなかったんじゃないかな……。言ってることがよくわからない? 感じて!

でも未プレイの方は是非プレイしてみてください。一押しです。
おまけシナリオ込みで全てのシナリオをコンプリートしてください。

コメント投稿で意識していた点

ノベコレのコメントって、プレイヤーto制作者へって感じの感想が多いんですよね。これが悪いと言っているわけではなく、ノベコレの持つ特性だと思っています。

とは言え、感想の頭の部分はノベコレ内だけでなく(Twitterに投稿するチェックを入れている場合)投稿した際にTwitterに流れます。ですので私はTwitterに露出するであろう部分は出来るだけそれを見た人が関心を持ちやすいような文章になるよう心掛けていました。

ぶっ飛んだ例だとこの辺ですかね。

あとはネタバレ表示部分にto制作者のコメントを厚く書くといった構成にしていました。そもそも頭からネタバレ書くと仕様上それがTwitterに流れますしね。

どれだけ実践できたか、実際に貢献できたかは全くの不明ですが、試みとしては悪くないと思っていますので今後もこのスタイルで行こうと思います。

自作品(ありすすいーぱー)について

ありがたいことに、フェス開始の10月3日から閉幕の3月6日まで57コメント、9FA頂きました!本当にありがとうございました!

そして……

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技術部門優秀賞ありがとうございました!!

また、スポンサー賞も2つ頂き感無量です。重ね重ねありがとうございました!作ってよかった!!

個人的な印象としては、フェス開幕直後の勢いがとにかく凄かったです。
特に最初のダイア玉ブースト頂いたときですね。
その後もなんやかんやとプレイして頂き、コメントを頂いたあとでも完全攻略までプレイして貰えたり、上級90秒切りのガチ勢が現れたりと色々とてんこ盛りな状況でした。

フェス最終盤では流石にみんな「マインスイーパーなんてやってる場合じゃねぇ!」といった具合に長編や話題のノベルゲームを中心にプレイしているな、といった印象を受けました。うん、正解だと思う。

あとせっかくなので頂いたFAのツイートを張り付けていきますね!可愛いありすちゃんをご堪能ください!主に私が自慢したいだけですけど!

本当にお疲れ様でした!

感動のフィナーレ!

開幕からあっという間の五ヵ月間でした。

改めまして、フェスを開催してくださった運営様、参加された制作者のみなさまやプレイヤーのみなさま、お疲れ様でした! そしてありがとうございました!

これだけの規模のイベントですので、何か一つでもボタンが掛け違えると開催が危ぶまれる事態になりかねないということは十分に想定されます。
2021年も無事にこの素晴らしいイベントが開催されることを心よりお祈り申し上げます。

最後に、今年のティラノフェスへの参加を迷っているそこのあなたへ、この言葉を送って締めさせていただきます。




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