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何でも速くなる世界

スマホの充電時間の速さ、すぐに読める電子書籍、すぐにつながるインターネット。

前々から色んなところで言われているけれど、沢山のものがとにかく「すぐに」とか「速く」できるようになってる。それは便利だしありがたいことだけど、スマホの充電時間の速さにふと「これでいいんだろうか?」「このままでいいんだろうか?」と疑問がわいた。これでいいというより、何か自分にとって居心地がよくない感じがした。

「待つ」時間があっただけ豊かだったことも沢山あったような気がする。

例えば手紙。今はLineやメールだけれど、それが手紙だった頃は「自分に届くまで相手がどんなことを書いてくれたのか」、「どんな報告があるのか」、相手に届くまでには、「相手はどんな気持ちで受け取ってくれるか」、「手紙に対してどんな返事をくれるのか?」色んなことを楽しみに想像する時間があった。でも、今は数秒、数分でやり取りができる時代。そういう何かを想像する時間が減った気がする。

全てのものが速くなっていっても、そういう人間的なあたたかさや、豊かさは自分の中で失くしたくないなと思う今日この頃。

最近書いていなかった年賀状でも書いてみようかな。

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