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フランチャイズの学習塾を経営するも赤字で倒産した話⑨まとめ




ふりかえってみて思う。

苦悩や挫折は決してムダではなかったと。

血肉となり、今の自分を豊かにしてくれている。

過去の自分に感謝だ。

もちろん、二度と経験したくはない。


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「フランチャイズについて思うこと」

他の会社のことは分からないが、この学習塾に関して。

契約することにより、会社は絶対に損しないようにできている。

当たり前かもしれないけどね。

そして契約したセンセイは、とにかく絞り取られる。

容赦なく。

こちらが赤字であろうが、知ったこっちゃない。

ガンガン経費やらなんやらが引き落とされていく。

テレビ広告や新聞広告は、お人好しの先生たちから絞りとったお金で成り立っている。
(と思っている)

100人規模のような大きな教室は別として、

少人数でこじんまりと自宅で教室をしている先生は、もはやボランティア。

「子供がすきだから」

「教えることが楽しいから」

趣味の一つとして捉えられるひとなら続けられるのだろう。

契約するまでは、驚くほど待遇がよい。

あちらからすれば、「エビでタイをつる」ようなもの。

最初の頃の、高価なお弁当や、高価な菓子折りもガテンがいく。

いきなり「〇〇先生」と呼ばれ、チヤホヤされたことも。


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「学生時代に塾講師をしていた」

「楽しかったからまたやりたい」

そんな気持ちでフランチャイズの学習塾をするのはオススメしない。

もはやそれらは、全くの別物だからだ。

「塾講師のバイト」

・時間内だけ教えていればOK

・保護者面談はナシ

・経営のことは考えなくてよい

(自分比)


対して

「フランチャイズ塾経営」

・保護者面談が必須

・研修、研修、また研修

・チラシ作成や配布が大変

・毎月の教室便りの作成と配布

・教材の管理、発注が大変

等々。

キリがないから、これくらいにしておこう。

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最後までおつき合いくださり、ありがとうございました。

この失敗談が、少しでもお役に立てましたら幸いです。

(完)

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